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「そういえば」ミカゲは空から小さい街並みを眺めながら言った。「今更なんだけど……、なんで、チャコちゃんの家の下に、あんなロボットあったの?」
「ええっ!」チャコは後ろから、大きな声を上げた。「い、いや、その……。た、多分、私たちが知らないうちに、地下に勝手に、施設を作られてたんじゃ、ないかな? だ、だって、私あんなのあるって知らなかったもん」
「そうだよねー」前にいるカーザが言った。「あんなのあったら、普通気づくよねー」
「そ、そうですよ。気づきますよ、え、ええ」
「でも、ミカゲさん」カーザは前を見たまま言う。「ユリ様のところに行って、どうするの?ていうか、そもそも、ユリ様今どこなんですか?」
「うーん、それが」ミカゲは首を傾げながら「さっきから、ケータイにかけてもでないのよ」
「とりあえずは、学校に向かっているわけだけど……。今日、生徒会あったかな」
「あっても、避難してるかも」
「ああ、確かに」
「とにかく」ミカゲはカーザに抱きつきながら言った。「お願い……、絶対ユリを探しだして。地球の、未来のために」
「それはわかったんだけど……」カーザは呟く。「あの、そんなことしなくても、私、捜すから、さ」
「二人って、やっぱりそういう関係だったんですね」と、チャコが言った。「ふ、不潔です」
「ち、違うわよ」カーザが声を荒げた。「あ、あれは……、単なるなりゆきで」
「カーザ、そんなことは、どっちでもいいでしょ」ミカゲはカーザの頬を人差し指でぷにぷにしながら「ほら、早く捜して」
「ど、どっちでもいいって……」脱力するカーザ。「えっとね、私、だから、ユリ様を」
「あー、そんなこと言ってると」ミカゲはカーザの耳を触りながら「ふーふーしちゃうぞ」
「なっ! 今そんなことしたらダメ!」カーザは叫んだ。「わかった、わかったから。すぐ捜すからっ」
「ふふ、可愛いわね、カーザは」また抱きつくミカゲ。「本当に好きになっちゃいそう」
「ふ……、不潔です」チャコが言う。
「だーかーらー」カーザが大きな声で言った。




