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黒龍殺しの付与術師  作者: しきな かいどう
少年期
13/101

第10話 8歳

 ゲインに稽古をつけてもらって2年が経った。


 その中でわかったことがいくつかある。


 それは前世と違い、著しい身体能力の向上が望めることだ。

 その為、鍛えれば鍛えるほど変化が自覚出来た。


 ゲインに聞くと、一人一人にステータスというものが存在するとのこと。

 内容は以下の通りだった。


 ・ステータスの確認方法は、騎士や魔法師ならば国からの団員プレート、冒険者であれば冒険者ギルドのギルドプレートから確認できる。

 確認方法は特殊な魔道具を用いる。


 ・基本項目は生命力、魔力量、力、魔力質、耐久、俊敏のステータスがあり、さらにこれら以外にも存在する。


 ・ステータスは各項目H~SSの10段階で評価される


 ・成長にも限界があり、上位のCになれれば一流と見なされる。


 ・さらにスキルが存在し、スキルには修練による習得の通常スキル、先天性に所持するエクストラスキルの2つが存在する。


 これらの話を聞いたとき、子供のころによくプレイしていたRPGを思い出した。


 また、ステータスの説明の際に聞き逃せない単語があった。


 “魔法師”と“魔力量”


 そう、この世界には魔法があるのだ。


 ますますゲームのようだと思ったが、魔物が存在するこの世界で、人間にもそのぐらいの力がないと国を作ったりと繁栄は出来なかっただろう。


 ゲインにも魔法が使えるのか尋ねたが、


「父さんが使えるのは身体強化と簡単ないくつかの初級魔法のみだよ」


「それでもすごいよ!

 魔法の方も訓練つけてよ!」


 とお願いするも断られた。


「魔法は魔法師に教わった方がいい。

 特に最初が肝心の分野だから、変なクセはつけない方がいいんだ」


「そっか、この町には魔法師いないの?」


「いないことはないが教えられるほどの者はいないな」


 いないのかぁ。


「それにエルフと違って人間族は素質が偏るんだ」


「?」


「つまり、身体能力が高くなる者は魔法の素質は低く、魔法の素質が高ければ身体能力は低くなる」


「ってことは」


「カイリは父さんと同じ身体能力寄りだろう。軍で言えば魔法師より騎士よりだな」


「なるほど」


 世の中そう上手くいかんわなぁ


「どっちの方がいいの?」


「どちらも一長一短だからどっちが優れているとは言えんさ。

 それに稀にだが両方の素質を備えた者、魔法剣士と呼ばれる者もいるしな。」


「おお、なんか響きが格好いい!」


「まあ大概は中途半端な能力で落ち着いちゃうんだけどな」


 駄目じゃん。


「ただ騎士寄りの人間でも身体強化が使えればさらに強くなれる。

 魔法の素質が低くても習得はそれほど難しくないはずだ」


 それならますます魔法を習得したいが手だてがない。

 悩んでも仕方がないので武器の扱いと身体の向上にもっと力を注ぐことに今後の方針を決めた。


 “ステータス”や”スキル”の説明が入りましたが、今後ちょこちょこ魔法や世界観の話が入ってきます。

 表現力不足の作者が細かく書くと、文章がくどくなりそうなので、そのうち設定資料的なモノを別に作る予定です。

 話の中で分かるようにはしたいですが、あとで見返しやすくなると思います。

 今後ともこの駄文を読んでいただければ幸いです。

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