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もう・・・2
「・・・・死にたい・・・・・・しにたいよ・・・・こんな世界に生きていたって。もう・・・」
消えそうな声で言った。その声が震えていることに自分でも驚いた。そしてそこから飛び降りたいという衝動といっていいのかわからないものに駆られた。そしてそのことを考えて遺書を書いた。そしてそれをもって家に帰った。家に帰るとやはり誰もいない。当たり前だ。父親はまだ仕事。母親は死亡。
「お母さんみたいに・・・・」
母親の死因は首吊り自殺。そういう判定だ。そしてこれから私が試みようとするものは・・・
「飛び降り自殺。」
父親は最悪な人だ。母親という妻がありながら浮気をしていた。そしてお金を母親から巻き上げ、浮気をしていた女が父親のほかに愛人を作って、お金のなくなった父親は母親のところに何もなかったように返ってきた。しかし事実を知った母親は自殺。そして私も・・・・・・