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空には星があって

私は別にあてもなくふらふらと開放された体を動かす。足はしびれてはいるが気にはしなかった。

「あの子みたいになれないよ・・・」

そういって空を見上げた。空にはたくさんの星がズラーと並んで、いや散っていた。確か星の数だけ死んだ人がいるんだっけ?いやこの地球にいる人のかずだけ星があるんだっけ?そんなことをぼーっとした頭で考えていた。きっと学校に彼女が現れることはないだろう。

「どうして・・・」

疑問に思う。何故彼女は死んだのか。彼女が死んで皆はこんなに悲しんでいる。神様、というものがいるのならばなんて最悪なはら黒い人なのだろう。そう思った。こんな私が彼女の代わりに死ねばよかったのに。彼女の死の原因は頭の強打だった。まだ調査中だが、警察の見当は自殺、というものだった。アパートの彼女の部屋から飛び降りたものと見ている。なぜなら遺書があり、そこは、彼女の部屋には鍵がかかっていたらしい。だから自殺と見当されているのだ。それを聞いたとき私は彼女が泣いていたことを思い出した。あのとき・・・と後悔したのだが、もう意味がないのだ。

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