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勘違いの恋〜数年ぶりに会ったら、ずっと溺愛されてました〜  作者: 漆原 凜


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龍×雪(龍Sideとお出かけ)

ある日学校から帰る途中、階段から落ちそうな人を危機一髪助けた。ありがとうと笑う顔がとても可愛くて、お礼すると言われたけど恥ずかしくて断った。この時受け取っていればって何回も後悔をする。


それから電車で彼女を見つけては、今日は大丈夫かな?って見るようになった。友達といる彼女はやっぱり笑う顔が可愛くて、ずっと見ていたいと思った。


昔から女の子は煩くてあまり好きじゃなかったけど、彼女なら一緒に居ても楽しそうだなとかこれ好きかななんて勝手に想像していた。今まで女の子と関わらなかった弊害で話しかけ方がわからない。


「龍のあの子長谷川雪ちゃんっていうらしいよ。」


友達が名前を入手してきてくれる。雪ちゃん…白く可愛いあの子に似合う名前だな。別の日雪ちゃんの話をしていたら周りに彼女がいると思われた。片思いなだけなのだけど。その日くらいから何故か雪ちゃんを見ることが出来なくなった。駅にも居ないし電車でも見ない。友達には早く声かけないからだぞっと言われ本当に落ち込んだ。社会人になり淡い初恋を忘れそうだった頃、取引先で地元一緒だよね?て話しかけられた。


「あ、雪ちゃんの友達…」


なんで雪の名前知ってるのと聞かれ、恥ずかしながら全部説明をした。もしかしたら会わせて貰えるかも。


「本当にゴメン。じゃ私のせいだわ。雪もこっちに居るから段取りする。いつ暇?」


「謝られる理由はよくわからないけど、雪ちゃんのためならいつでも空ける!」


瑠璃と名乗る雪ちゃんの友達は少し引いて、王子様ってそんな感じなんだねって驚いていた。その後会えた雪ちゃんは昔より綺麗で泣きそうになった。忘れかけていた初恋がもう1度溢れだし、止まらなくなった。帰ってからも手柔らかかったなとか、笑う顔本当可愛かったなと悶絶してしまう。家に誘われた時は危なかった。部屋なんか入ったら襲ってしまう…嫌われたくない。雪ちゃんは俺に好意がありそうだった。ゆっくりじっくり落ちてもらおう。


ーーーーー


家の前で待っていると、お待たせって車で迎えに来てくれた。運転をする龍君は本当格好良くて横顔を見つめてしまう。


「雪ちゃん…緊張して事故しちゃうからあまり見ないで…」


信号で止まっているとき、手で顔を隠し呟かれる。ゴメン!格好良くてって言うと、俺の事を殺す気?って。耳が赤くなっている。可愛い。しばらく走ると着いたよと言われ降りる。


「運転してくれてありがとう。お疲れ様です。」


全然大丈夫だよと手を差し出され、また手を繋がれる。保護者かな?海辺の綺麗な場所で散歩しながらお店に向かう。なんかデートしてるみたいだな…ってそんな訳ないから焦る。自分の顔が赤くなるのがわかり手でパタパタ仰ぐ。恥ずかしい。


海を見ながら歩いていると、あっと思った瞬間転けそうになる。繋がれた手がしっかり捕まえてくれ龍君の方へ引き寄せられた。


「雪ちゃん気をつけて?心臓止まっちゃう。」


守れて良かったと。龍君の腕に包まれ良い匂いがする。凄く落ち着く匂いだな。違う!離れないと!!ありがとうと離れようとしたが、もう少しと抱きしめられる。


「昔助けた日からずっと雪ちゃんが好きなんだ。」


「私もあの日からずっと好きだったよ。彼女が出来たって聞いて諦めたんだ。」


「彼女なんか出来てないよ?1度雪ちゃんの話をしてたら勘違いされて…噂なってたな。」


「えぇ…瑠璃に聞いて凄く落ち込んで、龍君と彼女を見ない様に電車の時間とか変えたの。」


あの子の謝罪はそれかって呟いている。さらに抱きしめられ、龍君が私の肩に頭を乗せてくる。サラサラな髪が擽ったい。


「雪ちゃん俺と付き合って?ずっと初恋を拗らせてる俺を助けて下さい。」


龍君が好きって言うとほっぺにチュッてされる。慌てて見ると目の前に龍君が居てキスされる。じっくりゆっくりいこうと思ってたのに無理だったよって、またお店まで手を繋ぎ向かう途中の龍君が笑いながら言っている。


ずっと大事にするねって言ってくれ私の初恋は数年越しに実った。


ーーーーー


ご飯を食べ色々連れて行ってくれた後、家まで送ってくれた龍君をまたお茶でもと誘う。何故か凄く悩んだ後少しだけと駐車場に車を止め家に来てくれた。狭くてゴメンねと謝ると雪ちゃんぽい可愛い部屋だねって。座っててと言いお茶を入れに行く。お茶を入れ戻り龍君の隣に座り嬉しくて笑ってしまう。


「我慢しようと思ったのに可愛すぎる。俺の理性針金より脆いからね。」


キスをされ抱きしめられる。大事にしたいんだから煽らないで?とお願いをされる。


「私もくっつきたいのに我慢しないとダメ?」


静かに押し倒され優しくキスされる。そして一晩中ずっとくっついていて、朝目覚めると一生大事にするって抱きしめてくれた。





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