第七エピソード:決闘!羽蜘蛛蟹:(ハネクモガニ)
敵は中々丈夫そうな甲殻が有るそれにあの羽飛ばれると逃げられかねない出し惜しみせず最初から
技を使って倒した方がいいな、武器の準備は大丈夫だ
武闘ライザーが真正面からラリアットをくらわせ
ブルーサンダーが回し蹴りで挟み込むと首元の
殻が剥がれ出しA子が亜空間からバールのようなもので敵の背中を殴り刺す、だが何故か羽蜘蛛蟹は
動じてない様子だ何か嫌な予感がする、もしや…?
「殻をあまり壊すな成長型怪人かもしれない!」
皆が俺の声に敵から離れると羽蜘蛛蟹は身体の筋肉を膨らませ殻をバキバキと捨て去り黒く毛に覆われた
巨大な身体を露わにする、随分と膨らんだもんだ
「殻は俺のリミッターだったのよ縛り付ける殻を
捨てた今なら数倍の力を出せそうだぜありがとうな
ヒーローさんよぉお!!ここからは俺のターンだ」
だが俺はコイツが強くなったとは点で思わない
「つまりは身体の筋肉を膨張させて力を引き出す
そういう作りな訳だな?筋肉等の繊維が膨らんだ
だけだ萎ませる方法もちゃんと有る例えば怒張した
筋繊維に電気を流して血流を変えるとかかな?」
俺がそういうと羽蜘蛛蟹はゲラゲラと笑う出来ないと
思っているんだろうがちゃんとそういう武器が有る
亜空間から数本の釘針を取り出し羽蜘蛛蟹に身体
各所に数本ずつ投げて刺す五本…十本…二十本
少しずつ増やし指していく…避雷針となる針を
羽蜘蛛蟹が油断してる間に身体から電気を発生させ
両手に集め叩き付ける!
「電雷双打掌」
ヂッと音が鳴り両手から羽蜘蛛蟹に電気が流れ暴れ廻る、そりゃ痛いだろう
「この羽もいらない蟹が飛ぶな!」
俺がそうい言い羽根を引っ張ると
「待って待っ…痛つっ痛デデデデぐあぁあ!!」
羽蜘蛛蟹の悲痛な声が響き不快だがコレが多分
コイツの急所になるハズだコレは巨体の熱を逃す為の
ラジエーターだコレを抜けばおおかた予想出来る
「熱い熱い身体の内側が焼けちまうよぉお!
助けてくれ俺が悪かったアッアッ熱助けてぇえ!!」
「残念ながら僕…私達の仲間に治療士はいないんです
里の人達も貴方を恐れて近くにいませんので
変身を解くなり諦めるなりして下さい私も貴方を
流石に助ける気にはなれませんので、失礼します」
ブルーサンダーがそう言うと羽蜘蛛蟹は最期の足掻きで暴れ出すがもう一度電気を流すと諦め泣き出す
「オマエ達…ヒーローじゃないのかよ…助けてくれよ
頼むよ俺が全部悪かった…ジタンも…逃すから」
奥の神社を開けると縄で縛られた青年がいる多分彼がジタンだろう老夫婦のもとに連れて行くがその前に
「俺達は元ヒーローと元怪人だ、オマエの求めてる
ヒーローや助けにはなれないからそこで諦めて
残りの時間神にでも祈れよ運が良けりゃ誰か来て
助けてくれるかもしれない、その姿じゃ多分
無理そうだが悔いれば赦しぐらいは有るハズだ」
ヤツにはそう言い残しエルフの里老夫婦の家に帰った
「ただいま…おじいちゃんおばあちゃん」
ジタンがそう言うと老夫婦はジタンを抱きしめておいおいと泣きだす、よほど心配だったんだろう、無事に連れ帰れ良かった、後は里を見回って里長に会うだけか今回も何とかなったな、しかしあのベルトいったい
何だったんだ?スキルを強化して怪人化させる
ベルト…俺達怪人に関係するのは確実だアレも
何処かの怪人組織が作り出した兵器なのか?何の為に?まったく分からない事だらけだ今日はもう
休んで明日考えよう、俺一人じゃ分から無いだろう




