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溺愛されてる貴族令嬢は、小さな竜人を義弟(おとうと)にしました。  作者: 竜ヶ崎彰
5章 ヴィンツェルト学院入学

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76.遠足じゃねえんだぞ…

 ーー時間は放課後。


 俺達はいよいよ初となるギルドベースでの仕事をする事になった。


 とりあえず俺達のチームは一旦学院内のギルドに集まって何の仕事をするか話し合っていた。

 正直まだ決めていなかったからな・・・。


 掲示板の依頼(オーダー)内容を確認してみたが、中等部の生徒である俺らには出来る仕事が限られていてすぐには決められなかった。


 出来そうな簡単な仕事といえば、『荷物運び』や『掃除』ってくらいだが、これってただの()()じゃねえか・・・。


(まいったな・・・指揮官(リーダー)を任された以上は俺もちゃんと仕事を考えないとな…)


 学院の活動の一環とはいえ、仕事を達成(クリア)すればそれに見合った"報酬"ももらえるらしいし…。

 考え所だな…





「という訳なんだが、みんなの意見も聞きたい」


 とりあえず、俺はリタ達にも意見を募ってみた。


「私やっぱり、小さい子達と触れ合える依頼(オーダー)が良い!!ロイス先生言ってたじゃん!そういうのもあるって!」


「僕、食べ物関係のお仕事がいいな~!でもお姉ちゃんと一緒の方もいいし!」


「私は得意分野の薬の調合とか…」


「お前らな・・・遠足じゃねえんだぞ…」


「私はお嬢様のやりたい事ならどこへでもついて行きますよ!」


「私もアギト様の行く所ならどこへでも…」


 ガレオとミーシアは真面目な事言っているが・・・


 まあ、とりあえず・・・




「というわけで・・・」


「「よろしくお願いします!!」」


 俺達の初仕事として、学院に近いレストランでの依頼(オーダー)を受ける事にした。


 貸出された制服はエプロンだけだが、これは本来の店員との区別の為らしい・・・。


 主な仕事は初仕事って事もあって給仕だけ。


「お待たせしました~!」


 客はリタに釘付けだった。

 そりゃあんだけ可愛い上に接客態度も良ければ注目されるだろ…。


 それに比べて…


「あ、あの、ご注文のアイスティー…お持ち…し、しまし…」


 テレシーはあの性格だからな…

 客なんてほとんど初めて会う人ばかりだから難しいか…

 だが…あれはあれで客からも評判が良いな…。


 ティオの接客態度も良かった。

 持っていく料理に涎を垂らしている事もあるが、なんとか我慢できているのが偉い。

 さらにリタと一緒で可愛い容姿が客を虜にしている。


 ガレオとテレシーは本業もあってか難なく接客できている。

 給仕も上手いしな…。




「今日はありがとうね!また機会があったら良いかな?」


「はい!その時はまた!」


 ギルドvベースの初仕事は難なく終わった。

 店主の評価も上がっていた。

 こりゃ初仕事は大成功だな!


 仕事を終えた俺達は学院に戻って受付にて完了報告をして終わった。

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