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溺愛されてる貴族令嬢は、小さな竜人を義弟(おとうと)にしました。  作者: 竜ヶ崎彰
5章 ヴィンツェルト学院入学

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71.みんなとチーム一緒がいい!!

 学院に入学しての最初の全授業は無事に終わった私達。

 寮の自室に戻って一休みしていた。


「あ~疲れた…これが学校の授業なんだね…」


 いつもならリーベル先生の授業は終わればそのまま部屋で休めるけど、今は教室からこの寮の部屋までの距離を歩く事になっているから…。


 でも苦じゃない…。

 学院での生活はすごく楽しいから!



 私はカバンを机に置いて、食堂に向う為に部屋を出た。


 そこで私は同じく食事の為に部屋を出たばかりのティオとばったり遭遇した。


 ティオは既にお腹を空かせていて早く食堂へ行きたくて仕方ないくらいに急いでいた。


「ティオ、そんなに急がなくてもごはんは逃げないから…」


 焦っているのに、こんなティオも可愛いなあ…。



 食堂についた私とティオ。

 テレシー、アギト達と合流して全員で同じ席に座った後で晩御飯を持ってきた。


 ティオは早速厨房に行って注文しに行っちゃった。


 ちょっとしてからティオは晩御飯をおぼんに乗せて戻って来た。


 今日のティオのご飯は香ばしい香りがする『照り焼きチキン』だった。


 私もティオと同じものを頼んだ。


「「いただきます!」」


 初授業で疲れたのは私だけじゃないみたい。

 テレシーやアギトもどっぷり疲れた感じだった。

 反面、ミーシアとガレオは落ち着いていた。

 やっぱり側近ならではだね…



 みんなお腹がすごく減っていたのか、あっという間に完食しちゃったみたい!

 私もだけど…。


「そういえばさ…」


「ん?テレシー、どうしたの?」


 テレシーが思い詰めたような顔をして私達に話し始めた。


「前にロイス先生が言っていた"ギルドベース"で活動する為のチームなんだけど…」


「チーム?」


 そういえば、前に先生が言っていたわね…。


 ギルドベースで仕事をするには3人以上のチームを組む必要があるって…。


 チームを組む期日までもう無いし、私もチームを組まないといけないけど…


「ねえ、だったら私達でチーム組まない?」


「「え!?」」


「私達って、いつも一緒だったでしょ?チームを組むのも一緒じゃダメかな…?」


 小さい頃からいつも一緒だったから()()()()()()()()()()()だと思っていた…。

 でも、唐突過ぎるかな?


 私の知らない所で2人は別の人と組みたいと思っていたりして…


「いいよ!リタ!」


「え!?」


 テレシーが何の迷いもなく私の意見に"OK"を出してくれた。


「私もね、リタと組みたいって思っていたの!やっぱり知っている人と一緒の方が落ち着くと言うか…」


「俺も、やっぱり…リタと一緒でいいぜ…」


 テレシーもアギトも私の意見に同意してくれた。

 正直すごくうれしい。


「僕も!僕も!僕も、お姉ちゃんと、みんなとチーム一緒がいい!!」


「勿論!ティオも一緒だよ!!」


「わあああい!」


 ティオも喜んでくれていた!

 もちろんティオだってチームの1人にしたいと思っていたもん!


「では…私も…」


「私もお供させ下さい!」


 ミーシアとガレオも賛成してくれた。


 こうして私達6人がチームを結成した。



 ーーそして翌日。

 私達はチーム結成を申請して正式なチームになった。

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