64.譲れない存在ですからね・・・
食事会が終わって次は入浴の時間になった。
「わあ~、こんなにたくさんの人たちと入るのは初めてだな~」
いつもはティオと一緒だったし!
初めて会う子達と仲良くお風呂入れるか心配だな・・・。
そんな思いを胸に私は浴室の扉を開けた。
「あ!リタ!やっと来た!」
「リタ・・・良かった・・・」
「テレシー!ラウラも!」
浴場で待っていたのはテレシーを始めとしたクラスメイトの女の子達だった。
私は先に頭と体を洗い始めた。
よ~く泡立っていくその光景は楽しくもあった。
でも、なんだろう・・・
ラウラの視線が・・・。
「えい!」
「きゃ!」
「あっは~!リタっておっぱいおっきいね!」
「ちょっと!触らないで!恥ずかしい!」
いきなりラウラが後ろから私のおっぱいを揉んで来た!
しかもなんか厭らしく・・・。
「良いではないか~!同世代なのに私と違ってこんなにおっぱいが大きいのは"有罪"だ!モミモミの刑に処す~!」
「い、いやあああああん!」
なんとか解放されたわ・・・。
今度こそ気を取り直して、身体を洗い終えてようやく湯船に浸かれる・・・。
お風呂は温かった。
家のお風呂ほどじゃないけど、大きいしこんな大人数で入るのは楽しいかも!
「所でさあリタ」
「な、何?」
なんかラウラがまた私にグイグイ来てくるけど・・・
「あのティオって子の事だけど・・・」
「ティオ?」
何の話かと思ったらティオの事を聞いて来た。
「ティオくんって超かわいいよね!竜人とか言ってた割にイメージと全っ然違ったし!」
「でしょでしょ!私も初めて会った時からメロメロになっちゃったのよね~!」
私はラウラ達にティオと出会った経緯について話し始めた。
最初はみんな驚いていたけど、段々理解してくれたみたいで嬉しかった。
「運命の出会いってやつだね!」
「ティオ君、リタの事すごく大好きだから・・・」
「使い魔としても義弟としてもリタ様からしたら譲れない存在ですからね・・・」
最初の時と違ってみんながティオの事を見直してくれたみたいで安心したわ・・・。
ティオ、この学院でやっていけるかもね・・・。
それに、誰かとティオの事でこんなに盛り上がったの初めてかも!!
でも、楽しい時間がもう終わり・・・。
入浴時間はあっという間に終わったのでした・・・。




