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溺愛されてる貴族令嬢は、小さな竜人を義弟(おとうと)にしました。  作者: 竜ヶ崎彰
5章 ヴィンツェルト学院入学

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61.わがままは止めよう

 ヴィンツェルト学院での入学式が始まった。

 私達新入生は大きな大聖堂のような場所に集まって入学式に参加した。

 私はワクワクがまだ止まらなかった。

 でも、私以外にもティオもワクワクしているのが分かった。


 辺りを見渡してみると分かった事があった。

 ティオ達以外にも亜獣人の生徒がいた。

 在校生・新入生・教師陣にも、亜獣人が何人かいたのが見えた。


 見渡していると、校長先生が目の前に出てきた。


「皆さん、初等部、中等部、高等部への入学おめでとうございます!」



 校長先生の話は長々と続いていて、ティオはあくびが出てきていた。


「ふわぁ~、お姉ちゃん、校長先生お話長過ぎ・・・」


「う、うんそうだね・・・でも、もうちょっとだけ我慢してね・・・」


 ティオは明らかに眠っちゃいそうな顔をしていた。


 その時だった。


「それでは、新入生代表のあいさつに移ります」


「新入生代表?」


 そう言うと、前にはある人物が現れた。


 その人物は、前に私をダンスに誘った人にして、このオルガリス王国の第2王子「テイズ・バルドリア・オルガリス」様であった。


「新入生代表、テイズ・バルドリア・オルガリス!この度はーー」


 さすが王子様・・・。


 凛々しい佇まいで女の子達は虜になっているわね・・・。


「ーーテイズ君、ありがとうございました!では、これから、君達に指導をする教師陣を紹介しましょう!」



 今度は先生達の紹介がされた。

 そしてその中には私達の担任であるロイス先生も紹介されていて、なんか嬉しかった。


 そんなこんなで、入学式は終わり、私達は教室に戻った。




「ではみなさん、明日から授業が始まります!くれぐれも遅刻はしないように!」


 教室でロイス先生からの話を聞いたのちに明日から始まる授業に備えて今日は解散になった。


 そして私達はいよいよ、寮に行く。


 寮は中高全部の男女共有だったけど、全員1人1部屋だった。


 でも私はなんか嫌だな・・・。

 だって・・・。


「ティオが一緒じゃないのいやいや~!」


 いつも一緒に寝ていたティオが一緒じゃないのがすごく嫌だった。

 だって、いつも私は寝る前と起きた後にティオにキスするのが日課なのに、ただでさえ一緒に寝れないのがいや~ん!


「でも・・・」


 わがままは言ってられないわね・・・。


 ヴィンツェルト学園に入ったからには、ちゃんとしなきゃと思った。

 お父様とお母様の為にも・・・。

 お兄様達の為にも・・・。


「わがままは止めよう」


 とりあえず私は部屋の片づけをして、夕食を食べる為に食堂に行った。

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