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溺愛されてる貴族令嬢は、小さな竜人を義弟(おとうと)にしました。  作者: 竜ヶ崎彰
7章 ささやかな日常2

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113.明らかに未知の領域だろこれ!?

 今日は私が"日直"。


 朝の挨拶を始めた。


「起立!礼!…」


「「おはようございます!!」」


「はい!みんな、おはよう!今日も一日頑張ろうね!」


 朝の挨拶を終えて1時間目の授業が始まった…。



 そして、時間は流れてお昼。


 食堂に行く前に、黒板を消す事になった…。


 私と…もう1人…。


「よし!これでキレイになったね!」


「うん…そうだね…」


 今日のもう1人の日直であるこの子。

 クラスメイトの"リリサ・ペイシェ"。


 一言で言えばクールな女の子…。

 でも、表情が一切変わることがなくて、笑っている所は見たことがない…。


 寮のリリサの部屋には、なんかちょっと危ない感じの気配がしていて誰も近づこうとも入ろうともしていないほど…。



 でも、ちょっとなんか可哀想に思えて来たから、今日はリリサを昼食を一緒に食べるのに誘ってみた。


 思い切って私はリリサに声をかけたけど…


「うん…いいよ…」


 やっぱり()()()だった…



 そして、いつものメンバーと席を一緒+リリサも加わって賑やかなランチタイム…のはずが…


 なんか少しどんよりとしていた…


 やっぱりリリサがいるからかな?


 でもそれだとリリサに対して悪気を抱いているようにも感じるし…


 ここは明るく!


 と思っていたけど…


「ねぇ!リリサって、普段お部屋で何してるの?」


 ティオの真っすぐかつ純粋なひと言が放たれていた…。


 流石に直行(ストレート)過ぎる気もするけど…


 でも、リリサが反応してくれた。


「来る?放課後?」


「え?いいの!」


「うん…あなたたちもどう?」


「え?そ、そんないきなり!?」


「で、でも誘ってくれたわけだし…す、少しきになるかな……」


 さり気なくテレシーとアギト、そして私もリリサからお誘いを受けた。


 私達はちょっと怖かったけど、怖いもの見たさって物なのか、ある意味でお誘いを承諾した…

 それに、ティオだけじゃ危険な気がしていたから…



 そして、放課後。


 寮に帰った私達は、着替えてリリサの部屋を訪ねた。


「お、おじゃましま〜す…」


 恐る恐る扉を開けてみると、中には煙が出ていて変な色の液体が入った試験管やビーカー、フラスコとかが沢山あった…。


「明らかに未知の領域だろこれ!?」


「ひぃぃぃ!」


 アギトは驚いて声を荒げて、テレシーは怯えて叫んだ…


 でも、この機器類を見たティオはというと…


「何これ!?すごい!」


 2人とは全くの正反対な反応だった。


 純粋さが身を守ったのかも…


「ティオ、危ないから気をつけてね!」


「うん!リリサ、これは何なの?」


 リリサはまたも無表情で答えだした…


「私が"研究"して作った"薬"…」


「「く、薬!?」」


 やっぱり危ない子だったかもしれない…

 私達は恐怖心で冷や汗と震えが止まらずにいた。


 ゆっくりと後ろ向きで逃げようとしていた時だった。


「リリサ!ごめん!材料なかなか見つからなくてね!あれ?お客さん?」


「え?」


 扉からリリサとは全くの性格の明るそうな女の子が入ってきた…。

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