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溺愛されてる貴族令嬢は、小さな竜人を義弟(おとうと)にしました。  作者: 竜ヶ崎彰
6章 学院体育祭

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101.乾杯!!

 寮に戻った私達。

 アリアの事が気がかりだったけど、それより今は体育祭の優勝のお祝いパーティーの準備をしないと!

 ティオの為にもキッチンを借りて料理に取り掛かった。

 ティオに好き嫌いはないけど、とにかくたくさん作る事にした。


 カレー、ハンバーグ、オムライス、スパゲッティ…色々用意して…。

 お祝いパーティーの始まり始まり!


「ティオ、あなたのお陰で私達優勝よ!」


「感謝する!」


「じゃんじゃん食え!俺らも食うが!」


 魔法科の優勝を祝って他のみんなもお祝いしていた。

 そして一番祝ってもらっていたのは、最終種目で活躍したティオだった。

 最後の最後であんな悲劇があったとはいえ、よく頑張ったと思っている…。

 でも、みんなは知らない…。

 ティオがさっき"暴走していた事"を…。


 でも、それは私達だけの"秘密"。

 今はお祝いだけを考えよう!


「美味しいよ!お姉ちゃん!」


「良かった!ティオは何でも好き嫌いなく食べてくれるからお姉ちゃん嬉しい!」


 ティオは私が作った料理をたくさん食べてくれていた。


「それじゃあ、()()だが…我らが魔法科の勝利を祝って…」


「「乾杯!!」」


 掛け声と共に私達は盛大に乾杯をした。

 ティオも満足気だった。

 自分が魔法科の勝利に貢献出来た事が何よりも嬉かったみたいで…。


 私は改めて思った。

 もし1年前のあの日、ティオをあの森で見つけなければティオも私もこんなふうに大勢で賑やかに盛り上がる事も絶対できなかったというのを…。

 キアヌが捕まって、アリアも解放された。

 騎士団達が話しているのを聞いて、他に実験台にされていた亜獣人も全員徐々に解放された上に監禁場所で得ある研究施設も永久封鎖された事も分かった。

 ただ、キアヌの実験によって命を絶った亜獣人も何人かいたみたい…。

 でも、助けられるだけ助かって良かった…。


(もうこれ以上の悲劇は繰り返してはいけない…)


 これからも私はティオを守る!

 その決心がこれからの私の人生にどんな事が起きるか分からないけど、頑張る!!


「お姉ちゃん!」


「ん?なに?」


「お姉ちゃんも一緒に食べよ!」


「ありがとう!」


 ティオは私に一切れのピザをくれた。

 とっても美味しかった。

 やっぱり好きな人と食べる食事は美味しい!


 そして、お祝いパーティーは幕を閉じた。

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