7歳になりました 43(秋の収穫祭)
私が倒れた翌日、公爵城で休んでいるように言われたけど子どものようにイヤイヤして駄々捏ねたら、何故か嬉しそうにした家族に街に行くことを許された。
考えてみたら今までわがまま言ったり暴れたりってことはあんまりしたことなかったから甘えられてお父様達は嬉しかったのかな?まぁ、お兄様達に抱っこしてもらうことが条件だったけど…。過保護だなぁ…。
そうそう、今日の公爵家の衣装は青を基調とした衣装で、ブルースターという花をモチーフに作ったものです。この花は「幸福な愛」とか「信じあう心」って意味があって縁起がいいし、うちのカラーでもある青い花だから丁度いいよね♪ちなみに私とお母様のドレスはブルースターの花弁のような形になっていて下から白いシフォンが見える可愛らしい感じになっています!!髪飾りはもちろんブルースターをモチーフにしたもので、編み込みにリボンやパールを使いながら飾られている。男性陣には胸のポケットにブルースターのコサージュが飾り、ズボンにはブルースターの刺繍がしてあってオシャレな感じ♪お母様と一緒に相談して進めた甲斐があったな〜!!よかったよかった!!
そんなこんなでやってきました!秋の収穫祭二日目!!今日は街の人の発表会があるそうで、是非とも見たかったんだよね!!それに、街には出店も多く出るし見たかったんだよね〜!!午後は家族みんなで街の人との交流を深めながら街を見てまわる予定です!!
舞台のすぐ近くの席には私たちが見られるように専用の席が設けられていている。イメージ的には式典で来賓が座る席って感じになっていて、左側の貴族席にはたくさんの貴族の方々がいらっしゃっている。最前列には国王夫妻と王子2人が座っており、その背後にはオルレアン夫妻とリアムとジュリーがいる。多分ルイ叔父様は陛下の護衛も兼ねてきたのね。ブロア侯爵家一家はそのお隣に座っている。フィリベールったらもう絵を描いている。オーベルニュ辺境伯家の皆さんもいる!!
あ、奥の方にはマルク伯爵、ギース子爵家とモンペザ伯爵家もきてる!みんな遊びに来てくれたんだね!!なんかみんなこっち見ている気がする?一応手を振っておこう。
フリフリ…
「「「「「「「「「「フリフリフリフリ」」」」」」」」」」
「?!」
えっ、なんかみんな一斉に手を振り返してくれた?!っていうか友達や知り合いの人のみならず他の貴族の人はもちろんだけど、領民の皆さんも手を振替してくれてる???!!!
「これはますます1人で歩かせるわけには行かないな…。」
「はははっ、セリーヌは大人気だな!!!」
「お兄様達、きっとたまたまですよ!だって私にみんなが手を振るわけないですよ?!」
「セリーヌ、そんなに言うならもう一回手を振ってごらん」
「お父様までそんなこと言って…みんなならありえますが私なんかが手を振っても…」
「ふふふっ、いいからやってごらんなさい」
「う〜ん…ではもう一回だけ…」
フリフリ…
「「「「「「「「「「フリフリフリフリ」」」」」」」」」」
「?!えぇ???!!!うそ?!どうして?!」
「これで分かっただろう?セリーヌが大人気だって!」
ちょっと信じられない気持ちだけど…。ん?!いや、待てよ?!私はまだ子どもだから手を振り替してくれただけじゃない?!わぁ〜焦った〜!!人気者なのかもって、ちょっと自意識過剰になるところだったよ!!危ない危ない!!
その後、皆さんの発表が始まりました!歌や踊り、楽器演奏や劇など色々な出し物があってとっても面白かった〜!!特に子ども達の発表がすっごく可愛くて微笑ましかった!!文字を覚えたての子供達による絵本の朗読、そして歌や踊りはその子達の頑張りがすごく見られた素敵な発表だった。図書館で文字を教えてあげた子や広場で歌や踊りを教えてあげた子がまさか発表会に出ているなんて思わなかったからびっくり!!まぁ、正体は明かさないでの関わりだったからあの子達は私のことは分からないと思うけど、こんなに近くで子ども達の頑張りや成長をみることができて感動した!!!先生時代も行事を通して子ども達の成長を感じたことを思い出すなぁ…。上手くできなくて失敗することもあるし、緊張で泣いてしまうこともある。でもその経験が無駄になることはないと思う。それぞれの糧になっているなって子供達と接していて感じられた。ここにいる子供達もいい経験ができてよかったなって嬉しくなった。
発表は夜まで続くので我々は午前の部のみを見て、午後は街を見て回った。お昼用の食事を出店で買いながら直に領民と話をしながら進む。店は事前に危険がないかチェックしてあるので安心して買えるようになっている。私は買ってもらった食べ物をアレクシお兄様に抱っこされながらもぐもぐ食べて大満足!!
お祭り最高〜!!!




