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95.お礼の会1

「ようこそお越し下さいました。今日まで私の知らないところで沢山助けていただいて………守っていただいてありがとうございます。ささやかではございますが楽しんでいってください。」


今日はウォレット公爵家にて私を守ってくれていた人達にお礼のお茶会を開いた。


「カシリス様ナージュ様来てくださりありがとうございます。」


「僕もリーゼ様と一緒にいれて幸せでした。是非また語らいましょう。」


「ふふふ。私も楽しかったです。またよろしくお願いします。」


頬を赤らめたカシリス様が微笑んでくれてので私も微笑んでありがとうを伝えたら、顔を真っ赤にされた。

ナージュ様が私たち二人を見てボソッと

「こんなお兄様初めてですわ。リーゼ様にやられてますね。」

と言われたが私にやられた??どういうことかしら?知らないうちに何かやらかしてた??


「こちらこそお兄様と一緒に呼んでくださりありがとうございます。………私なにも知らずにカシリスお兄様とリーゼ様がくっつけばいいなと安易に考えていて……大変なときに何も役に立てなかったわ………。」


「そんなことないです!私と友達になってくださって何気ないことも話せる存在って私にとって大きくて………ナージュ様大好きです。」


ナージュ様の言葉が嬉しくて………私を思ってくれてることが嬉しくて嬉しくてぎゅっーーーーと抱きついちゃった。


「なっなっな………なにをするんですか!」


顔を真っ赤にして狼狽えてるナージュ様可愛い。


「えへへ。照れてるナージュ様可愛いです。」


「あなたって………本当に可愛いわね。」


今までで一番近い距離でナージュ様の顔を見つめて微笑むと頬を赤らめて言われた。


「惚れるなよ。」


「きゃっ…………。」


ナージュ様にくっついてた私を強制的に剥がして後ろから抱き締めてきたグレイ様。

どっどうしたんですか?皆さんの前ですが……。

しかも、惚れる??誰が誰に??ナージュ様にそんな気はないと思いますよ………その鋭い目は何を警戒してるんですかぁ!!


「惚れないですよぉ~。もぉ、女同士だからそういうのじゃないですよ、グレイ様、ふふふ。」


「「「…………………………………………。」」」


安心してくださいって気持ちを込めて言ったのに何ですかこの雰囲気は!

えーと…………誰も何も言わないから余計空気が重くなっちゃいますよ。


「あいかわらず溺愛されてますわね。女同士ですのに妬かないで下さいませ。ふふふ。」


(ナージュ嬢)だろうとカシリスだろうと関係ない。リィに触っていいのは俺だけだ。」


どっどうしちゃったんですかグレイ様。

この前からずっとこんな調子で………人前関係なく独占欲丸出しで言ってることが過激なのですごく恥ずかしくなっちゃいます。

ほら………ナージュ様呆れた顔しちゃってますよ。


「グレイセド………全くなにやってるんだ。」


クリスお兄様が呆れた声でグレイ様に言うがさらに私を抱き締める腕に力が入り鉄壁ガードとなって逃げられなくなった。

前はこんな人前であからさまなこと常にしなかったのに本当にグレイ様どうしちゃったのぉぉぉぉ!!


「リィとずっと離れていたんだ。これからは側にいれるのが嬉しくてな。リィは気にせず話していいよ。」


いやいやいや、にっこりじゃないですよ!!

気になりますって!!

皇太子にこんなに背後霊みたいにくっつかれててみんなとまともに話せると思います??

私あきらかにバカっぽいですよ!!

グレイ様の顔を見上げて見てると………本気だ。

本気で言ってるよ………わかりましたこのままみんなに挨拶回りましょう。


――――――――――――――――――

―――――――――――


「サムウィル様いつもありがとうございました。これからも仲良くしてくださいね。」


「とんでもないです。私はリーゼ様の騎士です。これからも守らせてください。」


サムウィル様はとても素敵な笑顔で心強いことを言われたので嬉しくてありがとうの意味を込めて微笑むとサムウィル様が顔を真っ赤にした直後にグレイ様の私の腰を抱き締めていた腕に力が入って引き寄せられた。


「ちょっ………グレイ様人前で何をしてるんですか!?」


そう言いながらグレイ様を見上げると私のおでこにチュッとキスされた。

急なことで私は固まりグレイ様とサムウィル様は平然としていて私の方がおかしいのかと思ってしまう。


「リィが可愛くてつい………。」


ついじゃないですから!!!!

二人じゃないんですよ!!

真っ赤になった私の顔を見てグレイ様は満足な顔をしている。


「サムウィル、これからも()()()()()リィと仲良くしてくれ。」


「…………ありがたきお言葉です。」


えっ?なにその表情!?

複雑な顔をされたサムウィル様がとても印象的で、私と友達が嫌なのか疑問が出てきてしまった。


「リーゼ、表情が暗いよ?何かあったか?」


悶々と考えていたときに声の方を見るとカペロ様が立っていた。

カペロ様…………あのプップップップロポーズ以来恥ずかしくて…………心の準備が必要なんですー!!


「ちょっと考え事を………。カペロ様色々とありがとうございました。」


「無事に終わってよかった。」


優しく微笑んでくれるカペロ様は以前よりもなんだか甘い雰囲気だ。

女性としては『ありがとうございます』『ごちそうさまです』と言いたいがあのププププププロポーズの後ではとても直視できなくなってしまった。


「婚約破棄はしないからな。」


グッグレイ様??突然何を言ってるんですか!?


「リーゼの気持ち次第だろ。」


「リィを離すつもりはない、諦めろ。」


グッグレイ様、私何も言ってなかったのにどこまで知ってるんですか!?

グレイ様の情報網が怖いくらい正確なんですが。

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