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あなたは異世界に行ったら何をします?~番外へん 開店中~  作者: 深楽朱夜
あなたは異世界に行ったら何をします?~外神諫埜サイドストーリーズ(仮)~
40/202

21 100万分の…

買い出しも終わりテントの中で早速食事作りに取り掛かる、時間停止の収納袋があるだろうからすぐ食べた方が良い物でも沢山用意出来そうだ、あの2人の食べぷりを見れば量や保存が効く物もいるだろう…メモで何を用意するか書いていこう。

1・サンドイッチ

2・スープ

3・肉炒めやキノコのソテーなどの炒め物

4.ピクルス

5・干し肉 干し果物 干し芋

6・果物を漬け込んだ物 果実酒

7・飲み物 お茶 茶葉

8・水筒 弁当箱

9・クッション 枕 靴下

10.雑貨

一応こんな物で良いのだろうか、大体雑貨はあるので食事をメインに用意しておこうかと、初めていくまず干し肉や果物や芋…魚も干したり時間が掛かる物から始めていく。

「煮込み…とかどうかな」

肉の臓物を丁寧に下処理して野菜と香辛料で煮込んでいく、ずっと火の上に風魔法で鍋を固定させて煮込んでいくよりかはと、鉱物を混ぜた粘土を厚みのある正方形にし火魔法の魔石を埋め込み、魔石コンロを試しに作ってみて魔力を込めれば火が着く仕組みが出来た、これも幾つかつくりあの2人に渡そう。早速下処理をした臓物を煮込む。

パンも造ろうかと麦の実を割ってボールに粉を入れて、元種は天然酵母から既にいくつも作っている、追加で元種も作って置こうと同時進行で行っていく、風は魔法があるから掻き混ぜたり粉を混ぜる事が出来て便利だ。

粘土で保温効果のある水筒や弁当箱も用意してみる、コンロは簡単に用意出来るのでジャムも合わせて作っていこうと…色々同時進行で行った。


「行動食……」

パンは現在竈で焼き、ジャムも風魔法で焦がさないように複数作り、煮込みとスープはもう間も無く完成、欲した果物と木の実を砕いて砂糖と塩と蜜を混ぜて固めのビスケットも作る、流石に形は良いだろうと出来た生地をざっくりナイフで切ってもう1つ竈を造り焼き始める、フライパンでパンケーキの準備をし、大鍋に芋を入れてポテトサラダも用意する。

……気が付けばもう夜、味見がてらと適当に食事を済ませる。

まだあと2日あるからとこれで一旦作業を止めて、冷ましがてら風呂に入る事にする。

果物の皮を湯船に浮かせてフルーツ風呂だ……冷蔵庫とか入りそうな収納空間だなと思い、ついでに作るかと人に何かを渡す贈るではなく作るのが楽しい…1人では消費出来ないが金銭のやり取りがあれば恩などもあまり感じない気もする、魔石の価値が分からないが…出来る事はしようと考え風呂から出て冷えた果実水を飲んで、瓶に移せる物は移して残りは収納に仕舞えば夜も深い時間だ、ベッドに入り目を閉じた日本にいた時より遥かに寝つきが良い…静かだ自分が出す音以外何もない…それが良かった。


朝…今日も入れ物を風魔法で量産しつつ、今日は茶葉と追加の干した果物と芋と肉も用意する、乾燥させた果物の皮を細かく刻み茶葉と炒っていく浅く炒ったり、深く炒ったりを途中で風魔法で行い、どうせならとこの世界の料理本を読んで作ってみる事にしたが……。

「材料…ない?分量……適当……ええ…」

読み物としては面白い、材料には聞いた事もない名前の食材や調味料ばかり出てきた上に分量も書いていない……。

「ステーキサンドはいいかも…脂もあるから…唐揚げみたいなのを…」

焼いた肉をパンで挟むだけの物だ、せっかく食パンもあるし辛めの味付けで焼いた厚めのステーキと魚をソテーした物を挟む、細かい肉の詰め合わせはもっと細かくして肉団子とスープにしよう、唐揚げは脂の量が足りないから焼き揚げで幾つか味を変えて、腸詰ものソテーも作る。

それが終わったら、その間昨日茹で芋をポテトサラダにして…果物も収穫しておこうか。

今日はバッグの制作と枕とクッションの制作をしようか、石鹸と石鹸水も作ろう。


………気が付けば夕方…いつ食事をしたのか思い返せば味見しかしていない、肉団子スープとお茶とポテトサラダにパンを食べてステーキサンドを一切れたべれば十分だった。

もう風呂に入りだらだらと本を読もう、そう決めて風呂の準備を始める、色々用意は出来た。

風呂を済ませ本を読みつつ冷えたお茶を飲む、干した果実と木の実を用意し『ドワーフに仕事を頼むときの作法』やはりドワーフっているのかと興味で読んでみれば兎に角酒があればいいとそれだけを延々書いている……面白いかと言われれば微妙だ。

夜も良い時間なので明日も色々作りつつ過ごそうと決めて目を閉じた…。


朝…代り映えのない時間に起きて、今日は朝食を食べてから始めようかと、ジャムをパンにスープと塗りサラダと果物を食べる苦味のあるお茶にし一息ついた。

「飴とかも作ろうかな…保存食…果物も入れてみて…」

砂糖と塩があって良かった、人間にとっては大事なものだ。

食事を済ませ、小物作りの続きと飴と果実酒と蜂蜜漬けとワインビネガーの酢漬けなどの保存食を中心に作って行こう。


一番楽なべっこう飴を造り、果物を沢山飴に絡ませていく。べっこう飴の材料はシンプルに水と砂糖だ火加減を間違えないようにし煮詰めていく、均一になったら造った窪みの型に流し込み冷やす、この調子で果物にも飴を絡ませていく、大きな瓶に種類ごと固まった順に入れていく、塩飴も旅や歩いている最中に手軽に取れるものだろうし、果汁を絞った物も良い、自分用には薬草を砂糖で煮た飴も作ってみる、単調な作業で良い…。気が付けば大瓶に大量に色とりどりの飴が出来ていた…保存もできるから良いかと収納にしまい、自分用にもいくつか瓶で保管し味見をすればどれも美味しく、薬草の飴も少し苦味があるが濃い抹茶の飴に近くて問題無く食べられた。

昨日追加で作った元種でパウンドケーキもどきを作ってみよう、果物も乗せて茶葉を磨り潰した物も作って、自分用にもと色々試し試しで作っていった。


「枕も…クッションもバッグも…」

小物作りも終わり食料も沢山用意した、もう夜だ何かをしていればあっと言う間だまこの位でいいだろうと、夕食に唐揚げとパンと具沢山スープで済ませ、風呂に入りパウンドケーキとお茶と今夜の読書のお供は『安い料理を高く見せる本』古市場で買った本だ、読み終わって必要のない本はストフスに贈ろうと思いながらパウンドケーキが上手く出来た、また作ろうと思う。

「……」

皿の数を多くする、テーブルに草花を置き隙間を埋める、同じ材料で違う料理を何品か作る等の生活の知恵のような事が書いてあり、なんと挿絵まである丁寧に書かれていて関心する。

「………」

明日は外に出るから早め目に出るからと、早々にベッドに入った…。

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