外伝・出来損ないの魔人カロとロカの旅LXI みんなと肉
ダンジョンのボスをネロと交代で倒し肉を回収していく、ウナの収納に入れた葉を確認すると入れた時のままなので時間停止だろうと考え時間停止収納袋に入らない肉を頼めば『うな』とするするお腹の収納に入れてくれる。
「お願いね、ウナ」
『うな!』
『……』
ボスを倒したネロがカロ呼び宝箱には肉ではなく、透明な瓶に入った粉が宝箱に入れられ置かれた紙を読めば『お肉に良く合う香辛料、これを掛ければ一味違う』とあるこれは好いとキュロとイロとウナ達に渡した。
『……』
『……』
『うな!』
ウナ達は張り切って食事の準備を行う、次のボス出現までイロが淹れてくれたお茶を飲み一息つく。
ロナとナトは湖の水を飲みながら葉を食べ寛ぎ、ロトはネロに何か耳打ちしたようでどうやらダンジョンに行きたいらしい、カロは危険がないようにするから連れて行こうかとロカに聞けばロカも一緒に行くと言うのでボスが復活するまで周辺の魔物を狩る事にした。
「ロト、すごーい」
「いつの間に覚えたの」
外に出るや魔物に火魔法を放つロト、一歩下がった所でうんうんと師のごとく構えているネロ、小さい体躯に身わぬ火の玉で次々撃ち落としネロが回収していく、カロはロカの弓の練習を一緒に行いボスが復活した部屋へ突入するればロトが氷結魔法を使いネロが風魔法で砕き一瞬で終わってしまう。
「……すごいね」
「わぁ」
「今日はこれ位で戻ろうか」
「はーい」
宝箱から肉がドロップしそれを回収してテントに戻る、キュロ達が肉と野菜焼きスープとパンを用意してくれているので4名で身体を洗っていればロナとナトも洗って欲しいとくるのでイロの糸で作った布としゃぼん草で洗ってやれば気持ちよさそうだ、ロカもネロとロトの身体を洗ってやれば嬉しそうだ。
身体を乾かし丁度食事が出来上がり食事を始める。
「おいしい」
「おいしー」
焼き立てのパンも木の実をふんだんに練り込み柔らかく美味しい、肉と野菜の炒め物も新しい調味料がこれがまたとても美味しくスープにも入れてくれたようで美味しくカロとロカもお代わりをした。
ロカはそのあとキュロ達と本を読んだり遊んだりとしてベッドの中ですやすやと寝息を立ててているので掛け布を掛け狩りに向かう、ネロとロトも一緒に向かうというので明日の食事の準備をしているイロとウナ、キュロは湖の中で過ごしているので任せた。
ロカが起きたら他の階層に向かおう、肉も調味料もありがたいカロは適当に水魔法で飛ぶ魔物を撃ち抜いている、ロトは火魔法とついでに風魔法で倒していく、鑑定は出来ないがもしかしたら進化をしているのだろうか、元気ならいいかとカロはある程度身体を動かし声を掛けてテントに戻った。
「おはよ」
「おはよー」
時間間隔は無い為、いつも大体同じ時間に寝て起きるロカに会わせて朝食を食べる、今朝は具沢山スープとパンと果物とサラダ、ネロがイロ達に肉を希望している様で時間停止収納袋から串に刺した肉串を串を抜いて渡した。
「食べたら次の階層に行こう」
「はーい」
片付けを行いネロに小さくして貰ったテントを背負子に入れてカロとロカとネロでボスをさっくり倒し下の階層に向かった。
次の階層は風が吹きすさぶ荒れた大地、縦横無尽に石の礫が向かってくるので風魔法で石礫を払っていく、ネロが魔物を感知し雷魔法で撃ち落としていく、この階層の魔物はどうやら姿が見え辛い収納から魔斧を出し魔力を乗せて放てば何かに当たり落ちてくる、無色のトゲトゲした飛ぶ魔物の様だ、雷魔法と魔斧、ロカの弓があればサクサク進みドロップ品は鉱物と小さい魔石だ、風魔法で回収し無難に進めば大きな扉に辿り着く、中に入れば大きなぶよぶよとした塊に毛が生えた虫のような足を生やした不気味な魔物、ネロの雷魔法と火魔法、カロの風魔法で一気に火力を高め焼き魔剣で一刀両断にしてすぐにネロと同じ位の大きな宝箱へ変わる、中を改めれば鎧と盾と2本の剣にマント……地上に戻ったら売ろうとこの階層に然程興味が湧かないカロはすぐに下の階層に向かった。
「……はぁ、数ばかり」
下の階層は地面を隙間なく埋める大量の蟻に角を生やした魔物、大群で向かってくるのでカロは水魔法で押し流しネロは火魔法で焼き払う、ロカはうーんと首を傾げ興味を無さそうにしている。
ドロップ品は角や素材になりそうな殻、この階層も興味が湧かないとさくさくドロップ品を集めボス部屋へ向かうと中には赤い蟻の魔物が3体、口から赤い煙を出すどうやら毒の霧のようだが魔人も魔王もそんな物を効かない、カロが魔斧で脚を斬り落とし体制を崩した所でネロが雷魔法を放ち宝箱へと変える、ネロも退屈そうでロカも眠そうだ今日はもういいやと宝箱を開ければ赤い液体の瓶と無色の瓶、手紙にが赤は猛毒、無色の瓶は解毒薬とありイマイチ興味が湧かない。
「地上へ戻ろうか」
「う~ん」
『……』
丁度階段の隣に入口に戻れる転移石があるそれを使い、《イトン》もそのまま出る事為に戻った。




