第四章 学園生活変 序章(3) 何でこうも貴族は面倒くさいんですか?
靉 「ニシシ
スタートww」
自己紹介を終えた2-D や他のクラスは、
解散。すなわち、放課後となっていた。
そして現在、朧はとても面倒臭い状況になるか、なるまいかの瀬戸際にいた。
2-Dのアイドル2人、アニューとイブ。
どこぞのお坊ちゃま上流貴族のドボル・フランシスコとその取り巻き。
これらで起こっている争いをどうするかだった。
状況は、アイドル2人を取り囲んでいる貴族と取り巻き。
ドボルの言い分は、
ドボル 「俺の女になれ。」
と、面倒臭いことを言っており。
対する彼女たちは抵抗していた。
そして、2-Dにいるのクラス全員は平民。
ましてや相手は上流貴族。逆らえばどんな目にあうか分からない。
そこで朧にある選択は2つ。
① 貴族らから、彼女らを助け出す。
② 無視をして、帰る。
考えるまでもなく朧は決めていた。
ドボル 「抵抗するなっ!!
七の力の一つ、大いなる空の力雷よ。」
我が意思の命によりかの者を拘束せよ朧 (面倒臭いから、気づかれずにやって終わる。彼女らにはばれるかも知れないが・・・
相手の術が発動する前に・・・)
なぜなら、アニューとイブの2人が朧が見える位置にいた。
しかし、ドボルは魔術を発動させようとしていた。
ドボル 「 サンダーバイ ぐぅッ!!」
朧 「六行術 木遁 木槍突出」ボソッ
小声で、そして口をできる限り動かさないように術を唱えた。
すると、貴族と取り巻き、アニューとイブを木槍が柵を作り分割し、
ドボルの詠唱をとめた。
朧 「木遁 花紅開花」ボソッ
間を与えずに唱える。
術の発動した。しかし、ただ紅い花が咲くだけだった。
しかし、
朧 「陣構成完了。 陣式結界術 空間結界 転移陣」ボソッ
上から見ると柵と紅い花は一つの陣を作っていた。
それは東洋魔術で使い手のいないとされる非常に難しい術で、
その効果は「空間転移」
朧は、たった数秒の間に分離・構成・転移そして、
証拠隠滅までやってのけていた。
また、転移は普通魔方陣を書かなくてはならない術で
魔方陣は精巧に書かなくては発動できない高難度の技だった。
貴族と取り巻きは、何が起こったかわからず慌てているのを尻目に、
朧は、音もなく誰にも気づかれぬまま帰っていった。
朧 (しかし、あの2人に気づかれたな・・・。)
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~アニューSIDE~
私とイブは困っていた。
ドボルとか言うへんてこ貴族に「俺の女になれ」とか言われて。
だから、私とイブは断った。
すると、相手は私とイブを囲んできた
だから、私とイブは抵抗した。
しかし、相手は貴族。それも上流。
間違っても変なことはできなかった。
そんな時、私は気づいた。
落ちこぼれと言われている彼、影縫 朧が、短く口ずさんだことを。
すると、いきなり私とイブの周りに木槍が飛び出てきて、
貴族と取り巻きからしきりができた。
また彼を見るとまた口ずさんでいた。
すると今度は、紅い花が咲いた。出鱈目に。
ただの紅い花。だから、私は混乱した。
顔を上げてまた彼を見ようとした。
しかし、顔を上げて見えたのは。寮の前だった。
気づいたのか私はイブに尋ねる。
アニュー 「気づいた?」
イブ 「・・・うん」
イブも気づいていたらしい。
私は気になって気になって仕方なかった。
何でだろう彼の顔を思い出すと胸がドキドキする。
転移する瞬間。一瞬だけ見た彼の薄っすら笑った顔が印象的だった。
~アニューSIDE END~
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~イブSIDE~
私たちの周りには貴族とその取り巻きが囲んでいた。
そして、私たちはそれらに必死で抵抗していた。
すると、ドボルは詠唱を始めていた。
あれは、サンダーバインド。
雷属性の術で雷のロープで縛り上げる。また、縛られたほうは、
体が痺れ動けなくなる術。
だから、さらに抵抗したけど、やめさせられない。
そして、絶望した。
いや、絶望しかけた。
ドボルの術が完成する前に
木の槍が地面から生えてきた。
そして、ドボルの詠唱がとまった。
間をいれずに紅い花が開く。
誰がこんな術を使ったのだろうと頭を動かす。
目に入ったのは薄っすら笑ったあの落ちこぼれの顔。
そして、次に見たのは寮。
誰がこんなことをしたのかなんとなく分かった。
アニュー 「気づいた?」
アニューも気づいたらしい。
私も合槌を打つ。
イブ 「・・・うん」
今夜はどうしよう。
彼のことで頭がいっぱい。
もしかしたら・・・
~イブSIDE END~




