43/131
043 友達
「悪かった…。って謝るのも多分違うよなぁ」
「だね…。どうしよう」
「いや、どうしようと考えすぎるのも良くないよな…」
「だね…」
「いつまでウジウジしてるの、そこの2人。
それに、謝る必要性はない。その意思は否定しないけど、ティナもティナでしょ、この話は」
「そうかもしれない! って言い切れないよロア…」
「あー…。どうしよう」
ガチャリと、屋上の扉。
「あ、みんなここにいたんだ」
ティナ・レイベルだった。
「「ごめん! キツい思いさせた!」」
「えぇ! 急にどうしたの?!」
「私が軽く説教した。謝ったのは2人の意思」
「そんな、2人は悪くないよ! 私が…」
少し、硬直。
「それなら。私を、もっと頼ってほしい…です。頑張って、みんなみたいに、お母さんみたいにすごい人になるから。だから、…その」
俯いて、静かになったティナに声をかけようとしたが、目の前に手が伸びてくる。
ロアが、俺のそれを制止した。
「友達として。よろしくお願いします!」
「…俺からも、よろしく」
「もちろんだよティナァァ!」
「うん」




