剣鬼②
宜しくお願いします。以前書いていた話ですが、前の作者ページにログイン出来なくなってしまったので、推敲しながら再投稿。話が変わった部分もあります。
宜しくお願いします。
脇腹に熱い痛みがある。剣に手応えがあった。膝に力を入れて立ち上がる。歯を食いしばり振り返れば、血まみれの鬼。その眼光は先ほどよりも凄まじい。
青眼に構える。圧力同士がぶつかり合い、剣先が揺れそうになる。それを耐え、足の指で掻くようにジリジリと前に出た。
間合いに入ると互いの剣が上段に跳ね上がり、そのまま振り下ろされた。
ーーーーーー
次に目が覚めた時はコアの前にいた。
『目が覚めたかい。やっとのお目覚めだね』
「クイナだよね。どうしてここにいるんだ?」
『ヨウコに運んでもらったんだよ。ダンジョンコアは倒されたモンスターは再配置できるんだ。君はモンスターじゃないし、倒されたわけでもないけどね。それでも瀕死の君を復活させるのはかなり大変だっんだよ。強さに応じて時間とダンジョンポイントがいるんだけどね。君はスキルが強力だから、時間がかかった。君がいなくなってから、ヨウコとファフとライトアームが頑張ったんだよ』
「ライトアーム? あの右腕の事?。時間ってあれからどのくらい経った?」
『ライトアームはあの右腕だよ。ヨウコ達とパーティを組んで戦ってるんだ。ライトアームはよくわからないモンスターなんだけどね。ヨウコが言うにはかなり強いんだ。それとあれからは半年近く経っている』
「半年も、、」
『そうだよ、あの姫路城のダンジョンはヨウコがコアを壊したんだけど、君と違ってヨウコが手を突っ込んでもダンジョンポイントが増えないんだ。惜しい事をしたよ、聞けば金色に光っていたと言うから、あのダンジョンポイントが貰えたらもっともっと早く出来た。ファフやライトアームがやればダンジョンポイントが入るからね』
「ヨウコやファフは大丈夫?」
『ヨウコもファフも強くなった。自分達で制覇しないといけないからね。必死に強くなった』
「ヨウコ達に会えるのかな?」
『2人は毎日ここに来るよ。会いたいならもうすぐ来るはずだから、ここで待つ事をお勧めするよ』
入口からガヤガヤと声がする。クイナのダンジョンは相変わらずの一本道だ。耳を澄ませば声が聞こえる。
「ヨウコは足が遅い」
「ファフが速いだけ!人間ならこれでも速い方なの!」
シロウにとっては一瞬だった。それでも不思議と懐かしさや帰ってきたという思いがある。
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