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現世での苦労

楽しんでもらえたら幸いです。


私ーー 如月 雫 は公立星龍高等学校に通っている16歳、いや来月で17歳になります。

いわゆる女子高生と言われるやつです。女子高生といったらキャピキャピしててキラキラしてて…人生で最も青春している…そんな年です。

まぁ、私には全く関係の無い話ですが。


もちろんおしゃれしてメイクして友達とショッピングってのも憧れなかった訳では無いですが…


うちにはそんな暇も時間無いんです。



*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*



私の家族は父、母、弟(真斗)妹たち(冬月と夏月) そして私。 いつも笑顔溢れる家庭で、とてもとても幸せだったんです。


しかし、そんな穏やかな日常は簡単に崩れていきました。



*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*



「久しぶりにお父さんにデート誘われちゃたわっ!」

お母さんが少し顔を赤らめて学校から帰ってきた私に言ってきた。


「はいはい。行ってらっしゃい。家は私が見とくから。」


「ありがとう雫。」


「「えー!わたしたちもいきたいー!」」


「冬月と夏月はお姉ちゃんと一緒にお留守番しとこ、今日はハンバーグ作ってあげるからから。」


「「ほんとっ! じゃおるすばんしとくのー!ママ、パパいってらっしゃい!」」


「俺はオムライス!」


「オムライスはまた今度。」


「えぇ… つぎは絶対作ってくれよ!!」


「ごめんね、なるべく早く帰ってくるからね。ねぇお父さん」


「そうだね。子供たちが心配だから遅くならないようにするよ」



「うん、楽しんできてね!」

「「いってらっしゃいーー!」」

「気をつけてな!」



そう言って両親が家に帰ってくることは無かった。


交通事故だった。


*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*◇*◆*



そこから私たちは親戚たちにたらい回しにされ私はこの子達を自分自身で養っていくことを決めた。もちろん大変なことは分かっていた。でも両親を亡くしてただでさえ辛いのに親戚からも冷たい態度をとられたのにまだ9歳の真斗と6歳の冬月と夏月は強く生きようとしている。

そんな弟たちに私が弱っている所を見せる訳には行かない。

そこから朝3:30に起きて家の掃除を済ませ新聞配達、弟と妹とたちの朝ごはんを作って学校。終わったらそのまま飲食店でバイト。家に帰って晩ご飯を作り弟と妹とたちを寝かしつけたら深夜のアルバイトに向かう。夜は仮眠で済ましている。


そんな生活を半年続けていた。


生きていくために。






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