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メタモルフォーゼス  作者: 新町 東
13/57

第12話『貴女の夢を叶えて見せます』

和俊:最近の投稿ペースどうした?1日、2日置きに投稿とかペース持つのか?

作者:ふっ、甘い、甘いぞ!!昔の俺とは一味違うのだよ!!

和俊:具体的には?

作者:仕事辞めたww現在絶賛ニート生活エンジョイ中!!

和俊:駄目だこりゃ


第12話『貴女の夢を叶えて見せます』


「会長」


「どうしました」


 和俊が立ち去った後の事だった。


「今からでも遅くはありません、エスターテ杯出場の目標を取り消しましょう。このままでは関係の無いこの学校の生徒にまで迷惑をかけることになってしまいます」


「…………」


「私なら問題ありません、これからも日々精進を重ねます。毎日毎日努力して……ですから!!」


 普段の彼女を知る人々からは想像もつかない程に必死に何かを懇願する。


「佳澄、それだけじゃダメなの」


 それを強い口調で言い返す。


「ダメ……ですか」


「みんなと同じ、それだけではダメなんです。だから周りの人よりももう一歩だけでいい。もう一歩だけでも前に進んだ位置からスタートする。その為にはこれしかないんです」


「……加奈子」


「大丈夫です、安心して下さい。私が必ず……必ず」


 強い意志を秘めた眼を見せる。


「貴女の夢を叶えて見せます」


 そんな言葉を目の前の友に、そして自分に言い聞かせるように言い放つのだった。




「なあ和俊、そういや昨日の呼び出しは何だったんだ?やっぱりあれか、生徒会に勧誘されたのか?」


 登校中の出来事だった。


「ああ、半分は予想通り。生徒会の勧誘だった」


「やっぱり優秀な奴は違いますなぁ~。で、もう半分は?」


「聞きたいか?」


「もちろん」


「……どうやらうちの学校の生徒会は『エスターテ杯』に出たいらしい」


「マジかよ!?」


 朝からテンションの高い奴だ。


 こっちはその返答で……厳密にはどうやって断るかを悩んでいたのだが。


「で、平賀家次男の和俊様はどうすんだ?」


「茶化すな。そんなの断るに決まってんだろ。大体、こちらにとってのメリットが存在しないと言っても過言じゃないのにどうして出場する何てする選択肢があると思う」


「ほら、兄も優勝、弟も優勝。そろって優勝とか憧れね?」


「兄貴と俺を一緒にするな。あれは次元が違う」


 正直同じ人間なのかも怪しい、頭はあんなに悪いのに。


「でもエスターテ杯は流石にな……」


「普通校じゃあ、無理だな……まぁ」


 智樹が俺の一歩前に出て、ドンと自分の胸を拳で叩くと


「俺が五人いれば勝てるけどな!!」


「そーでーすねー」


 智樹のドヤ顔が非常にウザかった。


 そしてそんな他愛のない話をしている時の事だった。


 その人物は突然俺達の前に現れた。

 



「それで、考えは纏まりましたか?」


「すいません、もう少しだけ質問してもいいですか?」


 城之崎先輩は昨日と同じ笑顔で「ええ」と言ってくれたので質問することにした。


「どうして陰陽学園に入らなかったんですか?推薦枠を使えば簡単に入学出来るじゃないですか」


「そうですね、一言で説明すると私は魔法師を志したことはありません。私は普通校で……ジャイアントキリング?と言えばいいのでしょうか。それをしてみたいなと思ったのです」


 城之崎先輩のポーカーフェイスは崩れない。


 しかしその表情から感じるのはただの狂気だ。


「生徒会希望者が集まらない可能性を考えなかったのですか?」


「正直、もう少し血の気が多い人がいると思っていたのですが、計算が足りませんでしたね」


 クスっと笑うと城之崎先輩は言葉を続ける。


「結局、魔法師を未だ諦めてない諦めの悪い人達はもうこの学校にはいなんですね」


「…………」


「平賀くん、あなたはどうですか?優秀な両親を持ち、若くして最強の魔法師の地位まで上り詰めた実の兄と比べられる事もあるんじゃないですか」


「確かにありますね」


「であれば、自分は劣っていない、そう証明する良い機会ではないですか」


「……城之崎先輩、もしかして勘違いしてませんか?」


「勘違いですか?」


「確かに俺の家族は凄い人ばかりです。俺も昔は兄の様な魔法師を目指すと志したこともあります。ですが俺は残念ながらDランクです。魔法は使えません。魔法師を目指すことも出来なくなりました」


「……」


「ですが、後悔はありません。俺には母親を超える科学者になると言う新たな夢が出来たからです」


「ではやはり……」


 城之崎先輩はため息を吐き、その顔から笑みが薄れてゆく。


「お断りさせていただきます…………と言いたい所ですが城之崎先輩、最後の質問です。城之崎先輩は何故、この様な嘘を吐いたのですか?」


「え?」


 城之崎先輩のポーカーフェイスが崩れ、その顔が驚きに満ちたものに変貌を遂げる。


「素直に言ったらどうですか。城之崎先輩のしたいこと、本当の願望の正体。そう、これはただの……」


 俺はその目をじっと見つめて告げる。


「魔法協会側に対する、復讐なのだと」


作者:総合PV数が1000を超えました。ありがとうございます!!これからも頑張ります!!

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