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トップシークレット  作者: toshimi1215
38/61

38.やれやれ


女将と匠の話し合いの事は誰も知らない…だから今…皆んなが心を痛めながら、ベイ博士に嘘の報告している時に、女将はフリー達を呼び集めた「女将様お呼びでしょうか?」女将は小さく頷きながら「私が今から言う事はトップシークレットよ…ベイ博士とメリーさんを除いた6人の方達だけに伝えて欲しいの…」フリー達は女将の話に耳を傾けた…「…かしこまりました、私達にとって女将様の命令は絶対です、直ぐに主人の耳に届けます」と言ってフリー達は自分の主人の耳元に帰って行った。匠は小さく咳払いをした…「あのベイ博士、皆さまと会話の途中にスミマセン…」と言って話しかけた「はい、何でしょう匠さん…」ベイとメリーの視線が6人から離れた時、6体のフリー達は、自分の主人の耳元で、一斉に囁いた「御主人様、女将様からベイ博士とメリー様には聞かれてはいけない話を…預かって参りました…」6人は瞼を閉じて、了解、と言う合図をフリーに送った…「女将様の伝言です。匠と私は皆さまと同じ思いで、ベイ博士に嘘の報告をしています、ベイ博士は御自分を悪魔の使いと言っていますが、匠と私はその様には思って居ません…匠と私は、皆さまの嘘の報告に、賛同します。以上が女将様からの伝言です」と言ってフリー達は一斉に耳元からサッと離れ…御主人様の後方…1メートルの空中に待機した。ボブはリンダの顔を見ながら小さくウィンクをおくった、ジョニーもアンジーに、グレイもルーシーに小さくウィンクをおくった…6人はお互いの顔を見合わせながら(良かった〜、ベイ博士とメリー以外全員…同じ思いだったんだ。ベイ博士もメリーも大好きで尊敬しているけど…余りにも自分の事を過小評価し過ぎるんだよね…私達は悪魔の使いだぁって言いたいのは分かるけど、その部分って本当にいるの?…それにホタル達に、ご苦労さま、困った時にはすぐに飛んでくるからね〜って言えば、聞いてる人は誰だって、私に優しい声をかけて下さった、神様ありがとうって勘違いして、困惑するんだよね…あれまてよ、困惑……ベイ博士は世の中を混乱させる事が、復讐だって言ってたよなぁ…と言う事は、後から神様って言われても、混乱させれば、何でもいいのかなぁ…?…)と皆んなは、同じ様な事を考え出していた。勇気を持って口火を切ったのはリンダである「ベイ博士」「なにかな」「あの実は…私達が現場から離れた後に、中には神様だぁ〜とか女神様だぁ〜、なんて言う人達が居たらしいんですけど、それってOKですか?」「うん、おもしろいじゃないOKですよ、きっとビックリしただろうね、黒衣の悪魔だと思っていたら神様みたいな事をしてくれた、って困惑しまくりだろうね、OKですよ」と言って微笑んでいる。女将も匠も6人も(えっ〜OKなんや、マジで〜)と思った。女将が「ベイ博士、悪魔の使いって言うのは…?」「初対面の人を混乱させる為です、悪魔って言うだけでビックリするでしょ、ただそれだけです。社会の片隅でヒッソリと頑張って来た人間に、銃を突きつける、そんな世の中の仕組みに復讐したい、それだけです…」と言うと、女将は「じゃあ後から、どの様な評価を受けても構わないんですね」「はいOKです、どんな風に受け止めるのかは、相手が決める事ですからね、神様だーでも、化け物だーでも、何でも構いませんよ」と言って微笑んでいる…するとジョニーが「良かった〜、僕達は博士の言葉をストレートに受け止め過ぎて居たんですね、なんて言うか…悪魔のイメージを相手の人に植え付けなければ…いけないのかと思って居ました」「ゴメンねジョニー…皆んなもゴメンね、僕の言葉足らずで皆んなを悩ませちゃったね、この通りです」と言ってベイは皆んなに向かって頭を下げた。ボブは慌てた感じで「いや、あのベイ博士、頭を上げて下さい、俺たちそんなに真剣に悩んでた訳じゃないですから、俺たちの方こそ、昔みたいに「先生、質問でーす、って手を上げれば良かったんです…ベイ博士は昔のままなんですね…」と言った…ベイは微笑みながら「…何も変わっていないよ、僕は昔のままだよ、何でも聞いて、何でも答えるから…例えば今なにを考えているんですか?って聞かれたら、メリーを裸にして抱きしめたい、って答えるよ」と言った、後ろに居るフリー達は(ベイ博士は、皆んなに気を使ってジョークを言ってるんだなぁ)と思った、するとグレイが「もう〜本当にベイ博士は変わりませんね〜」と言うと、フリー達は「本当の事かい!」とツッコミを入れてしまった。匠は慌てて「これ!フリー達、博士がそんな事を思う訳が無いだろう」と言いながらメリーの顔をチラリと見た…頬を赤らめ嬉しそうである、匠はおもわず「その通りなんかい!」と言うツッコミを入れてしまったので、デッキ中は大爆笑と成ってしまった。笑いが収まるとアンジーがベイに向かって手を上げた…「何だいアンジー?」「あの、ベイ博士が言われている、復讐と言う事なんですけど、今日から私達がしているこの作戦と…何か繋がりがあるんですか?」ベイは大きく頷くと「あるよ、繋がりどころか…もう復讐に入っているんだよ…」皆んなは(えっ…)と言う様な顔で息を飲んだ。「女将さんと匠さんは、世界中の動きを全て、把握していると言っても過言じゃない、と言う事は、前にも言ったよね」「はい」「ホタル達を世界中に配置した今…その情報は100%確実なモノに成ったんだ、実は…僕達が殺された、その事と同じような理由で亡くなった方達を…今日の作戦で88名、生き返らせたんだよ。実はね、世の中の悪い仕組みは、細かい計算の上に成り立っていてね、病気や、事故や、テロや、通り魔や、戦争、って言う、ありとあらゆるモノを利用して、相手を死に落とし入れるんだ…僕達は、復讐と言う名の下に…それらを全て叩き潰してやるのさ。殺された父親を、母親を、子供達を、全員生き返らせて家族の元に帰してやった、悪い奴らは困惑していたよ。例えばね、悪い仕組みを、一つの会社だとすると…社長は親会社から「殺すように頼んでいた人間が、死んでないじゃないか?」と言うクレームを出されたんだ。焦った社長は営業部長に「どう成ってるんだ、生きているじゃないか」と声を荒げ、部長は課長に、課長は担当者に、担当者は下請けの殺し屋を呼びつけて「ちゃんと殺して貰わないと困るよ〜」とクレームを出す…。無理だね、殺せないね、何度でも俺達が生き返らせてやる…奴らの怯えた顔が眼に浮かぶよ、どう?最高に楽しくて、面白い作戦だとは思わないかい!…さあ、やるよ、悪い仕組みを、ドンドン叩き潰してやろうじゃないか!」7人は拳を握りしめ、(なるほど、そうゆう事なのか、奥が深かいな)と思い「はい、叩き潰します」と声を揃えながら親指を立てると、匠と、女将と、フリー達も、同じように親指を立ててくれた、この瞬間…ファミリーの心が更に強固なものに成った。

女将が作成してくれたリストに従い、世界中を飛び回り、苦悩にしずむ家族に向かって「悪魔の使いだ」と言いながら片っ端から奇跡を起こして行く…奇声と歓声、笑顔と涙、そして感謝の声。世界各国にある、悪い株式会社の社長は溜息をついた「クソ、誰だ?…誰がこんな事を出来る…なぜ殺せないんだ…なぜ生き返る?…神か…悪魔か…俺達の邪魔をしている奴は誰なんだ…」と呟いていた。その声はスカイシップの中の、女将と匠に筒抜けである…女将はモニターで悪い奴を観ながら「お前達が怒らせたのは、常にメリーさんのお尻を触っている、ベイ博士だよ」と言えば、隣に居る匠は「お前達が1000回生まれ変わっても、勝てる相手じゃないんだよ、バ〜カ」と言って中指を立てた、匠と女将は顔を見合わせ…思い切り高笑いをした。。

ブラウンとレイチェルは各部屋の掃除をしていた…トムは庭の花に水をあげている…ニーナがフロントの、台の上を拭いている時に電話が鳴った「…お電話ありがとうございます、ホワイトホテルでございます…あっ、ルーシー先生…はい、皆んな元気いっぱいです…はい…はい、お待ちしています…」ニーナは満面の笑みを浮かべながら庭に飛び出し「お兄ちゃん、ベイ博士と先生方か明日帰って来られるわよ」トムは嬉しさのあまりホテルに向かって大声で叫んだ「パパー、ママー…」ブラウンとレイチェルはそれぞれ違う部屋の窓から顔を出して「どうしたんだいトム」とブラウンが尋ねると「お父さん、皆さんが明日帰って来られるよ」するとブラウンより先にレイチェルの方が「キャーッ、早く準備をしないと、あなた先きにキッチンに降りるわねー」と言って窓を閉めると、ブラウンも急いで窓を閉めた。スカイシップは瞬間移動も難なくこなす船なので、毎日ホテルに帰ろうと思えばいくらでも帰れる、しかし夜の20時に帰るとか、22時に帰ると言えば、ブラウン一家に負担がかかると思って…あえて連休が取れるまで、帰らずにいたのである。。スカイシップは5日ぶりにホテルの上空に着いた…スカイシップを見上げるブラウン一家、光のエレベーターで下に降りて来る4組の夫婦…足踏みをするトムとニーナ、エプロン姿で頭を下げるブラウンとレイチェル。光のエレベーターは動く歩道に変わり、8人はブラウン一家の前に降り立った…「お帰りなさい」とニーナが言えばトムは「お疲れ様でした」と言って頭を下げた、ブラウンは申し訳なさそうな顔で「素敵な遠足の帰りに眠ってしまい、御礼の言葉も言わぬままに今日になってしまいました、本当にスミマセン、そしてありがとうございました」と言って頭を下げた。レイチェルも続いて「沢山のおみやげとプレゼント、ありがとうございました、昨夜も、頂いた遠足のDVDを観ながら4人でハシャギ回って居ました」と言って頭を下げた。ベイは「また皆んなで行きましょうね…でわなくて、行きますからね、自分自身の行きたい所、見つけといて下さいね」と言って微笑んだ後に…少し冗談っぽい口調で「スミマセン8人とも…お腹が空いて少しフラついています」と言うと、ブラウンは「全てテーブルの上に用意してございます」と言いながら小さく頭を下げた。テーブルの上には美味しそうな料理が湯気を立てている、椅子に座った8人は、ナフキンを首にソッとかけるとフォークとナイフを握った…ブラウンはレイチェルに(用意はいいかな?行くよ…)と目配せをすると、レイチェルはその合図をトムとニーナにも送った(2人とも、いくわよ)と言う意味を込めてウィンクをすると、2人とも大きく頷いた…ブラウンは静かな口調で「皆さんお待たせいたしました、どうぞお召し上がり下さい」と言った次の瞬間「いただきま〜す」と言う8人の声…その後はルーシーの「あぁ美味しい」と言う声…「うん最高だね」と言うグレイの声…ほかの6人も「美味しいね〜」と言いながらゆっくりと食事を楽しんでいる…ブラウン一家の4人は(あれ〜何時ものスピードじゃないぞ〜?…)驚きはしたが…顔には一切出さずに…ニッコリと微笑みながら、飲み物やソースなどをテーブルの上に足していった。レイチェルは、厨房で次の料理を温めているブラウンの耳元で「あなた、今日は皆さんゆっくりと食事を楽しんでおられるわね」「そうだね…トムとニーナもキョトンとした顔をしてたね…」と言った。その時ニーナが厨房に入って来て「パパ、ママ…あの…ベイ博士が一緒に食事をしましょう、って…」ブラウンとレイチェルが「えっ?…」と言っている間にグレイとルーシーが厨房に入って来て「宜しければ一緒に…いかがですか?ベイ博士が皆んなでワイワイ言いながら食べたいと」ブラウンとレイチェルは顔を見合わせて(いいのかな?)と少し迷ったが…「喜んでお受けします」と言って微笑んだ。。。。

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