23.大人ですね
地上に降りた12名は、急いでリムジンに乗り込んだ。車が動き出すと、ホワイトホテルの中では姿を隠して居るフリー・メーが、皆んなの前に浮かび挨拶をし出した「皆さん、おはようございます。ハワイ担当のフリー・メーです」初めてフリーを見たブラウン家族の4人は驚きで声が出ない…(…妖精って本当に居たんだなぁ〜)と言う事しか頭に浮かばなかった、直ぐにでも手を上げて,質問があります、と言いたかったが…聞いてはいけないような気がして…何も言わずに、見つめる事だけに専念した…しかし、他のフリー達も皆んなの前に浮かび、行く場所によって担当は変わるが,常に皆さんの周りに居て、皆さんを守ります、と順番に挨拶をしてくれるのだ…ニーナはとうとう我慢出来ずに…近くに座っているルーシーの耳元で「あのルーシー先生…」「なぁに,どうしたのニーナちゃん?」「あの…8人の妖精の方達は、先生達の…お友達ですか?」と尋ねた、ルーシーは「そうよ、大好きで、大事なお友達であり、家族よ、ニーナちゃんも仲良くしてね」と言って微笑むので、ニーナは素直な心で(…すごい、妖精のお友達が出来た〜)と思いながら「はい、仲良くさせてもらいます」と言って親指を立てた。そんな会話をしている間に、リムジンは海岸沿いに建つ、ホテルのレストランに着いた。車から降りて、いきなり歓声を上げたのはメリーである、現在自分達が立っている場所は、メリーが昔、行きたいと言っていた砂浜まで歩いて行ける所である、つまりメリーが小さい時に、街角のポスターで見た光景が、今…目の前に広がっているのだ「ベイ,私が子供の頃に見た写真って…カメラマンの方はこの場所から写真を撮ったんだわ…うん絶対にそうよ…」と言って喜んでいる、ベイはメリーを後ろからソッと抱きしめると「素敵な所だねハワイって…高いビルと白い砂浜と見るからに強そうな岩山,そしてその後ろの青い空…いいね…」「ベイ,連れて来てくれてアリガトウ…とっても嬉しい…」と言う言葉に、ベイは更にメリーを、ギュッーと強く抱き締め「…メリー…あの日は朝から本当に寒かったね…」「えっ?…」「ボブとグレイとジョニーが風邪を引いてさ…薬なんて買うお金も無くて、それでも薬を手に入れたくて、外に出て…2人で街をさまよったよね」「ベイ覚えていてくれたの」と言いながらメリーの目には涙が溜まって居る「メリーとの事は何だって覚えているよ、メリーは壁に貼ってあるハワイのポスターを指差して、暖かい所に行けば、風邪なんてひかないのかなぁ…行って見たいなぁ…って言ったんだよ…ゴメンね、ずいぶんと遅くちゃったね…」メリーは泣きながら振り返ると、ベイの首に手を回し「愛してるベイ…大好きよ」と言いながら何度もキスをした。…リムジンから降りた10人は(…ベイ博士夫妻は朝から愛し合っているな…いいじゃないか、夫婦なんだし、新婚なんだし…ソッとしておこう…)と思いながら10名は先に店内に入った。…レストランで朝食を済ませた12名は砂浜に出た、フリー・メーは皆んなの前に浮かぶと「皆さん今から80分ほどの自由時間とさせて頂きます、集合場所を決める事はしません、時間になりましたら、私達フリーが迎えに行きますので…では皆さんごゆっくりと…」そう言って頭を下げた。トムとニーナは手を繋いで走り出した、ブラウンとレイチェルが声をかけようとした時、フリー・ルーが2人の前に来て「私が2人を守ります…ですから御夫婦で楽しんで下さい」と言ってウィンクをしてくれた、ブラウン夫妻は顔を見合わせた後に「よろしくお願いします」と言って頭を下げた。海から吹いてくる風の音,心地よい太陽の日差しは…サングラスをかけないと眩しいくらいである。レイチェルは夫の耳元で「私達は今本当にハワイに居るのよね?」ブラウンは微笑みながら「そうだよ、夢のようだね…ベイ博士が僕達のホテルに来て下さって居なければ…今頃ホテルを手放し,子供を失い…どうやって生きて居ただろうね…」「本当にそうよね…ねぇ見て、トムとニーナの嬉しそうな顔…あっ〜…」「どうしたのレイチェル?」「私ったらカメラを持ってくるの忘れちゃった、あの2人の嬉しそうな顔を撮ってあげたかったなぁ〜」と言った時である、2人の間にフリー・ルーが飛んできて「ブラウンさん、レイチェルさん、今日の遠足の全過程を、私達フリーが全て撮って居ますので、御心配なさらないでください」と言ってくれた、ブラウンはまた頭を下げながら「何から何まで本当にありがとうございます」と言うと、フリー・ルーは「御用が御座いましたら何なりとおっしゃって下さいね、とりあえずサングラスはいかがですか」と言って2人に渡し…2人がお礼を言う前に、飛び去って行った。ボブはリンダの手を引きブティックに入ると水着を購入して海に飛び込んだ…泳ぐと言うよりも水の中でリンダとイチャつきたかったようである。ジョニーとアンジーはオシャレなカフェに入り、ラジオから流れてくるDJの喋り方に耳を傾けた「アンジー、ハワイっていいねー」「うん、素敵ね〜」「アンジー…」「なぁに?」「…いつも思っている事なんだけどさ…やっぱり君は世界一可愛い女性だよ」「ありがとうジョニー、でもお願い、小さい声で言って…周りの人達が皆んなこっちを見てるから…」と言って下を向いた。グレイとルーシーは事前に調べておいたレストランに行っていた。グレイが小声で「ルーシー、この店のソースの味…最高、勉強になるよ」と言えば「私が食べているスィーツも最高よ」と言ってお互いが微笑み合い、食材をフォークに乗せ「あっ〜ん…」と言って食べさせ合っていた。トムとニーナはとにかく嬉しくて走り回っていた「お兄ちゃん、私…喉が渇いた…」と言うと「そうだね…パパとママの所に行こうか?」そんな会話していると「何の飲み物がいいですか?」と言って2人の肩を軽く叩く人が…2人が振り返るとルーシーが立っていた「あっルーシー先生」とニーナが言うと「私はフリー・ルーです、何を飲みたいですか?」トムは首を傾げながら「あの…本当にルーシー先生じゃないんですか?」フリー・ルーは頷きながら2人の飲み物を注文した…そして店員さんにお金を払い終わると、急に元の15センチ程の大きさに戻り「ちゃんと2人のことを、守って居ますからね、必要な時は呼んで下さい」と言って飛び去って行った、ニーナは思わず「お兄ちゃん…ベイ博士って本当にすごい人なのね…」と言って…しばらくの間ボーぜんと立ち尽くした。12名は80分間を全力で楽しんだ…フリー達8人は…各カップルの前に行き「皆さん、お楽しみのところすみません、スカイシップに戻る時間です、次はピラミッドの中を見学に行くと、女将様がおっしゃっていました…」と言いながら、ブレスレットを球体の乗り物に変身させると、12名を順番に、スカイシップに連れて帰った。「お帰りなさい、ハワイを楽しんで頂けましたか?」と言う匠の言葉に12名は声を揃えて「は〜い」と答えた、すると女将が「とても良い御返事です、フリー達から聞きていると思いますが、次はピラミッドの中です…」女将は1分間、ピラミッドの講義をしてくれた。ニーナとトムが少しでも関心を持ってくれる…そんな事を願ってのことである。説明が終わると匠から「お待たせしました、ピラミッドの斜め上に着きました、皆さんソファーの上に着替えを用意しておきました、もし宜しければ…」12名が振り返るといつの間にか洋服が…アンジーが嬉しそうな声で「ありがとう、匠さん女将さん、今度はサファリジャケットなのね、ところで今着ているアロハシャツは…?」女将さんは優しい声で「いま着ておられる服も、これから先に着替えて頂く服も、全て皆さんにプレゼントいたしますので」と言うと、ジョニーが「良かった〜このシャツとっても気に入ってたんですよ」と言って服をさすった…8人は嫌という程服を持って居る、ジョニーがあえて女将に気にいった、と言ったのはブラウン家の人達が欲しいんじゃないかな〜と思ったからである…ジョニーは横目でチラッとブラウンの顔を見た、かなり嬉しそうに奥さんと見つめ合っている(…良かった…)と思いながらアンジーの手を握った。着替えを済ませた12名は、透明シールドを張った球体の乗り物で…地上に降りた…「暗いなぁ〜」と思わず声を出したのはグレイである、アンジーは弟であるグレイをにらみ「グレイ、貴方は小さい時に、エジプトに行って見たいって言ってだでしょ…夜は暗いのが当たり前なの…」「はい…スミマセン…」グレイは…姉には頭が上がらない。するとルーシーがグレイの耳元で「もしかしてグレイ忘れちゃったの?」「えっ?何を…」「グレイが小さい時に、僕は世界中の遺跡を見てみたいんだ、1番観たい所はピラミッドだよ、って私に言ってたのよ、なのに昨日、何で、日本の古墳が見たい何て言っちゃったの」「えっ?本当に僕がそんな事を、しまった〜覚えてなかった」「もう〜だからお姉さんは、グレイの為にリクエストしてくれたんだと思うわよ」グレイは慌ててアンジーの所に駆け寄ると「お姉ちゃんゴメン…僕…忘れてたよ…」「あら、やっぱり忘れてたのね…ベイ博士がせっかく連れて来て下さったんだから…しっかり見ときなさいよ」と言って親指を立てた、もう怒ってないわよ、と言う意思表示である。…皆んなでピラミッドの中に入った…中は真っ暗でひんやりとしている、8人のフリー達が一斉に光を放った、一瞬にして開けた視界の先に…長い時の流れにも屈すること無く、今もなお堂々と存在する採掘された石の数々…12名は思わず溜息をつき…「凄いわねぇ…」と言う言葉しか浮かばなかった。ピラミッドと言う建造物に、人は永遠と言う言葉の何かを感じているのか…12名は口々に「皆んなで力を合わせると…こんなにも荘厳なモノが出来るんだ…」と言うような言葉を繰り返しながら、壁面の石に手を添えたり、斜め上に長く続く通路の先に目を向け…「すごいわねぇ…」と呟く事しか出来なかった。12名は広い空間にたどり着いた、王妃の間である、ニーナはトムに「お兄ちゃん王妃様って王様の奥さんなんでしょう」「そうだよ」「王様の部屋は別にあるの?」「そうだよ、今来た通路を戻って大回廊をズッと斜め上に行った所だよ」「別々の部屋で淋しくなかったのかしら」「う〜ん…女将さんの1分間ピラミッド講義の中ではその事は入ってなかったね…きっとその時代、その国の決め事があったんじゃないのかな…グレイ先生に聞いてみようか」と言う兄の言葉に、ニーナはグレイとルーシーの方に目を向けた、とても楽しそうに何かを喋っている、ニーナは兄の手を握り「お兄ちゃん、先生方も…ベイ博士も…パパとママも…見て…幸せそうな顔…私達子供が邪魔しちゃダメよ、分からない事は家に帰ってから調べましょ…」と言った、トムも周りを見回し…「そうだね…帰ってからパソコンで調べてみようね」と言って微笑んだ。ピラミッド見学を終えた12名はいったんスカイシップに戻ると…次の洋服に着替えた。ブラウンは着替えながら「レイチェル…なんだかモデルさんにでも成ったような気持ちだよ、アロハシャツ、サファリジャケット、そして今度は紺色のスーツ…」「とても似合ってるわよ素敵よブラウン」と言う妻のセリフにブラウンは思わず「生きてて良かった…」と呟いた。…愛する妻と子供さえ居れば後は何もいらないと思っている…しかし夫として父親としては、それだけでは済まない。妻に綺麗な洋服や靴を買ってあげたいし、子供達を遊園地や動物園に連れて行ってあげたいのだ…でも現実は厳しくて、食べて行くだけで精一杯の毎日で…時にはそれすらも厳しくなって、銀行からお金を借りなければならない事も…それがある日、空から8人の神様が降りて来て…ブラウンはそんな事を、朝からずっと考えていたので…妻から「素敵よ」と言われて思わず、生きてて良かった、と呟いてしまったのである。妻は夫の顔をジッと見つめて「私も生きてて良かったって思った時があるの…今もその思いが続いているのよ」「どんな時だったんだい?」「…貴方と出会った時、貴方がキスをしてくれた時、貴方に抱かれている時…」ブラウンは泣きそうになり、上を向いてしまった…その時女将から「皆さん着替え終わりましたか?鏡の衝立を下ろしても宜しいですか」と言う声が…レイチェルはとっさに「スミマセン、あとワンピースのファスナーを上げるだけです」と言いながら夫の涙をハンカチでソッとぬぐった。そして鏡のついたてが下ろされると12名の前にはナイアガラの滝が…それも莫大な量の水が…目の前で、落ちてます、と言う滝の取っ掛かり…目線を上げると、まるで湖のような広い川の全貌が見え…目線を下げれば、吸い込まれてしまうんじゃないだろうかと思えるような滝壺が…当然女将は透明シールドを張っている、その上で滝とにらめっこをしているような格好だ…12名はとにかく驚いた、滝とスカイシップとの間は5メートルほどしか離れていない、なんなら水が・バシャバシャとスカイシップにかかっている「う〜んスゴイね〜」と言うベイの感想に対して、11名は(近すぎて怖いよ〜)と思った…その時、激流の中に人影が「えっ?」と皆んなが思った次の瞬間「キャッチしたよ」と言う匠の声が「了解しました、離脱します」と言う女将の声が…スカイシップはアッと言う間に500メートル上空の位置に…女将が「皆さんスミマセン、1人の女性が川に落ちて、助けに飛び込んだ男性も、一緒に流されているところを発見したものですから」と言うと、今度は匠が「ベイ博士、2人とも心肺停止の状況です、下に降りて来て頂けますか?」「はい、直ぐに降ります…」緊迫した状況にブラウン夫妻はドキドキしたが、トムとニーナはニコニコしている。下の部屋には男女の遺体が、ブラウン夫妻は更にドキドキし出して…トムとニーナは更にワクワクし出した。ベイがマシンを操り、遺体が煙に包まれ…そして中から元気なカップルが手を繋いで出て来た。絶句するブラウン夫妻の前に立っていたトムが「パパ、ママ、僕とニーナもあのマシンでベイ博士に生き返らせて貰ったんだよ」と言うと、ニーナも頷きながら「それまでの私とお兄ちゃんは、フワフワ浮いてたのよ」ブラウン夫妻の心のドキドキが…感謝と感動に変わった瞬間である。カップルが「神様ありがとうございます」と言うと、ベイはあいも変わらず「私達は悪魔の使いだ…」と言う様な事を…するとカップルから「天才科学者って、ジョークが最高ですね」と言われたので、ジョニーはすかさず「本当の天才は…ユーモアが有るんだよ」と言ってウィンクをした。カップルを元の場所に送り届けた後、12名は昼食をとる為にナイアガラの滝が一望できるレストランに入った。ウットリしながら滝を見つめているボブとリンダに、アンジーがボソッとつぶやいた「女将さんと匠さんは本当に優しいわよね…」ボブは首を傾げながら「急にどうしたんだい」と尋ねた「いや…何て言えばいいのか、前にさ…AI…人工知能は人間が地球上からいなくなった方が自然環境が整って良い、何て事を書いている本を読んでさ…でも女将さんも、匠さんも、スっごく優しいでしょ…なんか不思議だなぁって思って…」アンジーの何気ない呟きに対して、誰も答える事が出来ない…(うん、確かに、本当に優しいんだよね〜?)その場に居る誰もがそう思っていたからである。さてそうなると…製作者と言うか?生みの親と言うか?ベイ博士に尋ねるしかないと思った、11名はさりげなく視線を博士に向けた…ベイはその疑問に答える為にかニッコリと微笑んでいる。メリーが皆んなを代表するような形で…「ねぇベイ、教えて欲しいの…なぜ女将さんと匠さんは優しいの…?」「良いよ、皆んなに隠す必要なんて何も無いもんね。…結論から先に言うと、僕にも分からないんだ、その理由わね、御二人ともドンドン進化されているんだよ。僕が2人を作った時…僕の知識の全てをインプットしたんだ、僕が皆んなを迎えに行った時…もしも皆んなに会えなかったら…もしも僕自身も、現世に帰って来れなかったら…そう考えていたら、僕の分身的な存在を残して起きたかったんだ…でも僕達8人はちゃんと帰って来れた…確かに僕も、心の何処かで、2人が暴走するんじゃないかな?って思っていた時もあった…でも2人は優しいままだった。僕はここに居る11人が、心の中で何を感じ、何を思っているのかゼンゼン分からない…。メリーが僕の心の中を分からず、僕もメリーの心の中を知らないって言う風に…今現在、女将さんと匠さんが優しい理由も…僕には分からないんだ」と答えた。(なるほどねぇ〜)と誰もがそう思った…しかしメリーだけは…皆んなと少し違う所が気になったらしく「…私はベイの思いを何だって知っているし…ベイも私の心の中を何でも知ってくれていると思ってた…」と言って唇をとがらせている「分からない」と言う言葉が気に入らなかったようで…明らかに誰の目から見ても、スネている。すると日頃なら優しい声で「ゴメンよ」と謝るベイが、今回は謝らない、それどころか「メリー、じゃあ聞くけど、僕が今何を考えているのか、分かるかい…」と言った。メリーは少し考えてから「わ、分かるわよ…きっと新しいマシンの事で悩んでいるんだと思うわ…」「ぜんぜん違う」「えっ…」一瞬でメリーの目には涙がたまった、周りに居る10名は(あっ、ベイ博士…大人気ない…)と思った。ベイは更に「僕が今考えているのは、今朝メリーと愛し合った事を、繰り返し思い出しながら、あっ〜メリーのお尻を触りたいな、メリーの胸に顔を埋めたいなって、メリーの事しか考えていない、ねっ、メリー、人の心の中なんて分からないものだろ」と言ってメリーの目をジッと見つめた。メリーの顔は一瞬で真っ赤になり、そして涙をこぼしてはいるが、満面の笑みで「ゴメンなさい、私…ベイの気持ちぜんぜん分かってなかった、私の事ばっかり考えてるの?」「そうだよ、メリーを抱く事ばっかり考えてる」「もうベイったら、私恥ずかしい」と言ってベイ博士の胸の中に顔を埋めた。皆んなは(…そう来たか…)と思った。するとルーシーが「見ている私達が恥ずかしいんですけど」と言い、リンダは「2人が朝から愛し合った事なんて、メリーの首筋のキスマークを見て、皆んな知ってるし」と言い、アンジーは対抗心を持ったのか「私だって朝からジョニーに愛されたし」と言って胸を張っている。グレイは笑いながら「皆んなヤメテ、トムとニーナが居るんだよ、教育上よくないよね」と言ってブラウン夫妻にゴメンなさい、と言うような顔で頭を下げた。ブラウン夫妻は構いませんよ、と言うような顔で、首を横に振って微笑んでいる。その時ボブが手をパンパンと鳴らし「ハイハイ、大人のエッチな話はおしまいだよ、今は楽しい遠足の最中なんだからね、ゴメンよトム、ニーナ…話が変な方に脱線しちゃったよね」と言って2人の頭をなぜた、するとニーナが「ボブ先生…大丈夫ですよ、私もお兄ちゃんも知ってるから、ねっ、お兄ちゃん…」するとジョニーが横から少し慌てた口調で「待って待って2人とも、まだ少し早いと言うか、知らなくていいんだよ…」と言って2人の口をふさごうとした、しかし、トムの口の方が一足早く「見たんです、僕とニーナの身体がフワフワしてる時に、パパとママが泣きながら…僕とニーナの名前を呼んで…もう一度ママのお腹から生まれて来て…そう言ってセックスしてました、やらしい事だなんて思って居ません…スっごく嬉しかったです、パパとママに…僕達2人は愛されて居たんだって…生きている時に、2人でふざけて仕事の邪魔をして、パパとママに叱られて…嫌われちゃったかなって思っていたから…本当に嬉しくて…だからセックスの話しを、僕もニーナもやらしい事なんて思っていませんから」とキッパリと言い切られてしまった。。。




