モンスターの空気化
ゴブリンと狼とドラゴンに飽き始めた今日この頃。
作者の発想力が無い以前に、遙か遠くに消えていることが多いモンスターの存在意義。
異世界人の最大の敵は人間の権力であり、モンスターに非ず。
……ああ、ファンタジーよどこへ行く。
モンスターの存在意義は二種類あると思います。
一つ目は、魔物と戦うことを避けたい主人公の場合。
主人公はホラゲ感覚の薬草採取と護衛で日々の糧を得ることになります。
モンスターはすなわち危険であり、近寄ると死ぬものです。
この場合はそこまでモンスターに入れ込む必要は有りませんね。
モンスターの強さを語った瞬間に物語が終わってしまいます。
問題は、魔物に挑むことを躊躇わない主人公の場合。
噛ませ犬ですが、だからと言って軽視していいわけではありません。
主人公からすれば飯の種ですよ?
そりゃあ、毎日のことで飽き飽きしているかもしれませんが……
このモンスターはしょっぱいから倒すのが面倒とか、ありません?
余談ですが、似たようなモンスターでも種類が別なら運用の仕方は変わります。
例えば、ゴブリン集落のテンプレをそのままオーク集落に変えると、分かる人には違和感を与えます。
シリアスさを求める場合に必要になるあの要素が原因です。
全年齢対象のこのエッセイでストレートに言うと消されるアレです。
数居る哺乳類の中で、豚は特殊なんですよね。
知識の引き出しは有れば有るほど得です。
まあ、自分みたいに豚だけ特殊だとか、兎は年中アレしたがってるとか、犬のアレには骨があるとか、そっち方向に偏っても使えはしませんが。
これまで毎日連載してきましたが、この一週間で愚痴りたかったことは粗方終わったので、これからは不定期連載になります。ほぼ更新凍結です。