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         5 北の国

 北の国では様々な議論が交わされた。常勝の東の国の軍勢を一気に破った隣国の軍勢に触れるべからずと言う意見もあった。

            5  北の国


 国王陛下は、

「既に東の国は隣国の手に落ちた。救済するにせよどのように救済するかの問題もある。それを名目にして、隣国を攻めるという考え方もある。いずれにせよ我が国と信用と利益の問題だ。」

第一王子は、

「山脈で隔たりのある隣国を直接攻めるのは無理がありますね。どうしても東の国が戦地になります。東の国を助けるために東の国を戦地にするのはいかがなものかと思いますよ。」

参加者の一人が、

「東の国は隣国に対して常勝だったと聞きます。なのに今回突然嵐のように東の国に襲いかかり、一気に支配に置いたと聞きます。それに隣国でも可怪しな動きがあったと聞きます。しっかりとした情報収集が必要です。」

国防大臣が、

「それに関して、隣国の辺境伯領での一戦で隣国が使った戦法に関する情報があります。複数の魔法使いがフライという魔法で上空に上がり、上空から魔法放って東の国の軍勢を攻撃して被害を与えたそうです。我が国の魔法使いによれば、フライという魔法はかなり珍しい魔法で我が国でも数十名程度しか使えません。対抗するにはフライの使える魔法使いで空中戦を行うか弓矢で攻撃します。空中から攻撃した魔法はば爆烈魔法だったようです。盾を構えれば防ぐ事が出来るそうです。東の国に攻め込んだ後もだいたいこの戦法が取られたようです。強力な戦士が同時にいたようです。初戦で敗走した兵の話しです。参考にして下さい。」

参加者の一人が、

「隣国がそのような戦法使うなどと言う話しは始めて聞きました。怖ろしい敵です。関わり合うのは控えた方が良いようです。」

別の参加者が、

「馬鹿な事は仰っしゃらないで下さい。強敵だからこそ倒すべきです。幸い情報もあります。対抗策もあります。我が国は東の国と同盟関係にあります。同盟国を助けない卑怯な国だと言われるのは避けるべきです。」

東の国は北の国に取って都合の良い同盟国だった。ほぼ一方的に東の国の力を借りるだけだった。滅亡の危機にある東の国を今助けずして何時助けるのだ。会議機運は一気に東の国を救援する方に傾いた。救援方法にも言及した。

「攻城兵器を持参して一気に国境の門を落とすべきです。それから東の国の王都攻撃して東の国の王族を助けるべきです。」

宣戦布告をどうするか問題になった。東の国を助ける戦いに宣戦布告は必要ないという事になった。この情報は素早くマリエール伝わった。

「北の国が動いたら。こちら動きましょう。」

方針は決まった。後は動くだけだ。北の国がどんな戦法を取ろうと怖れる事はない。常勝の一撃喰らわすだけだ。

 北の国の軍勢が王都出発したとの報が伝わった。東の国から一万アンドロイドの北の国の東の海沿いの地域を制圧した。制圧地域を順次広げていった。北の国軍勢が東の国に迫った。北の国の東の海に展開していたアンドロイド1万の軍勢が北の国の軍勢を襲った。北の国の軍勢はこの葉散らすように散った。アンドロイド一万の軍勢が北の国の王都に迫った。

 結局東の国を救うべしと言う意見でまとまった。北の国の王都を軍勢は出発した。東の国のアンドロイドの兵一万が北の国の東の海沿いに展開した。

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