1 暗殺者
東の国との戦争が現実になった。マリエールは東の国の暗殺者に殺されて転生した。強大な魔法の力で暗殺者を貫通魔法で葬り、東の国の軍勢を撃退した。
1 暗殺者
東の辺境伯は常に危険と隣合わせだ。我が国は東の国と良好な関係だった事がない。度々脅しをかけてくる。ごり押しして要求をする事もある。戦争になった事もある。今回東の国寄りの第ニ王妃を第ニ王子を国王にせよと東の国が迫った。我が国の国王はこれを断った。なら戦争だと東の国は応じた。一気に戦争の機運が盛り上がった。東の辺境伯領の緊張は高まった。7歳の辺境伯の娘のマリエールにもその緊張感は肌で感じる。東の国の軍が動き出した事伝える伝書鳩が飛び交う。軍人がひっきりなしに辺境伯屋敷を行き交う。
そんな時女中頭と個室にいたマリエールの元に影のように忍び寄る人影があった。気配を消して忍び寄る人影は暗殺者だった。女中頭は背中から短剣で刺された。残ったマリエールを見てチェと舌打ちして短剣でマリエールの胸を刺した。マリエールうつ伏せに倒れた。その時マリエールは転生した。状況を把握した転生したマリエールは考えた。暗殺者は何時この部屋から出て行くのだろうか、それともこのまま居座るのだろうか、とにかく生きている事はばれるわけにはいかない。マリエールの手には短剣が握られている。7歳の少女に暗殺者を殺せるだろうか。その時マリエールの身体に強力な魔法の力が宿った。転生特典と言う物だろう。マリエールは口の中で詠唱を唱えた。
「火と風と闇を備えた貫通魔法を我が手に。」
貫通魔法を一時的に保留して様子を見た。暗殺者はドアの外を気にしていてこちら事は気にしていない。今度ははっきり口にした。
「貫通魔法」
暗殺者はこちらを見た。暗殺者の眉間を貫通魔法が貫いた。
転生者のマリエールは自分が7歳の少女の振りが出来るとは少しも思わなかった。暗殺者から武器と食料とお金を、部屋から着替えとお菓子をアイテムボックスに入れて窓から飛び出した。上空から確認すると辺境伯軍と東の国の軍が対峙している。軍勢の数でも東の国の軍勢が優勢だ。まして東の国の軍勢は騎馬隊だ。圧倒的に東の国の軍勢が優勢だ。子どもでも判る。
マリエールは辺境伯軍の司令官に面会を求めた。司令官は、
「マリエール様、ここは戦場です。子どもの来る所ではありません。」
マリエールはカチンと来た。
「そんな事判っています。でも今必要なのは、正しい戦略と勝つための力です。正しく勝つためには今は私に任せる事です。巻き込まれないように兵を進めないで下さい。死ぬのが嫌なら先に進まないで下さい。」
マリエールはフライで東の国の軍勢の所に向かってアンドロイドを出して東の国の軍勢に爆烈魔法をおみまいした。兵糧も略奪した。ほとんどの東の国の軍勢は死亡した。残った兵は敗走した。辺境伯領には東の国の軍勢はいなくなった。アンドロイド達は追撃して東の国の軍事施設を壊滅した。マリエールはアンドロイドのシオンに命じた。
「このまま王宮まで攻め込み軍事施設を殲滅するのよ。兵糧は略奪するのよ。東の国の国王は引きずり出して私の前連れていらっしゃい。」
アンドロイド達はこの難題をいとも容易くにやり遂げた。
更に東の国の軍事施設を破壊して兵糧を略奪した。遂に王都まで着いた。アンドロイドのシオンに命じた。王都の軍事施設を破壊して国王を連れて来い。




