018:下个、路口、见
頭が痛い。
口の中は、吐き気がするほど未消化の食べ物の味でいっぱいだ。顔の脂はべたべたし、目もひどく乾いている。
薄暗い部屋には、暖かみのある黄色いナイトライトが一つ灯っているだけで、僕はようやく今いる場所を確認できた。
Stellarisの一階。
昨日はたぶん飲みすぎて、そのまま寝落ちしたんだ……くそ、ちょっと記憶が飛んでいる。
今日はどんな展開だったっけ? ていうか、今日は何日だ?
ああ、頭が痛い。
「うん? 先輩、起きたんだ。ぬるま湯でも飲んで」
「ああ、ありがとう……いや、なんで君が僕の家にいるんだ?」
かわいい後輩が差し出したコップを受け取ってから、僕は彼女がここにいる理由を問いただした。
「あら、先輩ったら。私、初めてなんだよ? 朝まで一緒に過ごすのって、普通でしょ?」
「……」僕は自分の下半身に手をやった。「ズボンもちゃんとはいてるし、それにこんなひどい二日酔いなのに、そんなことができるわけないだろ?」
「私が自分で動けるもん!」
「……人類語で言ってくれ」
「……実は先輩、飲んでいる途中で人事不省になっちゃって。先輩思いの後輩としては、当然残ってお世話するでしょ。これも『初めて男性と一夜を共にした』ってことになるよね? 先輩、責任取ってくれないの?」
「はいはい、責任は取るよ……君を宿舎まで送り届ける責任をな」
後輩の「先輩、ずるいです」という抗議を無視して、僕はボックス席から立ち上がり、身支度をしようとした。
「ああ、うちには予備の歯ブラシがないし、今の僕の口の中も気持ち悪いから、先に僕の歯ブラシとタオルを使っていいよ。もちろん、顔を洗わなくても——」
「使う!」
後輩は期待に満ちた目を輝かせて、僕を見つめていた。
「……分かった。先に洗面所を使ってきな」僕は再びボックス席に座り、口の中にこもった息を吐き出しながら、後輩がぴょんぴょんと二階へ上がっていくのを見送った。
十分後、僕は洗面所のドアを押し開けた。案の定、後輩は僕のタオルに顔を近づけ、匂いを思い切り吸い込んでいた。
「……あはは、これは顔を洗ってるの、顔を洗ってるんだよ!」
「どいて」
後輩が使った歯ブラシとタオルには、彼女の匂いがほのかに移っていた。アルコールで感覚が少し鈍っていても、僕はそのかすかな香りを感じ取れた。
僕も大概だな……
身支度を終えて階下へ降りると、後輩がカウンターの前に座り、ひどく悩んだ顔をしていた。
「先輩、もし私が先輩の歯ブラシとタオルを持って帰りたいって言ったら、許してくれる?」
「自分が使ったものを他人に毎日使われるのが嫌なら、持って帰っていいよ」
「そういうこと。先輩のタオルを持って帰るかどうか選べるから、悩んでるの」
「?」
「先輩の身の回りの品を持って帰れるのは、もちろん嬉しいよ。でも、持って帰らなければ、先輩は毎日、私が使ったものを使うんだよね……そう考えると、それもすごくいい素材なんだよね。実物を持ち帰るのと、妄想の素材を手に入れるの、どっちがいいかな?」
もう突っ込む気にもなれず、僕はスマホを取り出して時刻を確認した。
四時半。まだ空は明るくなっていない。上海理工大学の門はまだ開いていないから、この時間に送り届けても、中には入れないだろう。
「今から出発しよう」
「?」僕は後輩に疑問の目を向けた。
「先輩と黄浦江へ日の出を見に行きたいの。川沿いを散歩すれば、学校に着く頃にはちょうど六時くらいでしょ?」
こうして僕と後輩はStellarisを離れ、夜明け前の上海の街を散歩した。
四時半の上海はまだ濃い夜の闇に包まれ、消えたネオンが宙にぶら下がっていた。まるで前世紀に残された、果たされることのなかった約束のようだった。早起きの清掃員や配達員、朝食店の従業員だけが黙々と働き、ゴミ箱から昨夜の消費主義が残していった紙幣を拾い集めている。サイバー都市の巨大な鋼鉄の輪郭が、早起きして生活の糧を稼ぐ者たちの背中を静かに見下ろしていた。パリの歴史はここではとうに拭い去られ、残っているのはコンクリートの森における終わりのない労働と疲労だけだ。
「どう思う?」
「まだ電源の入っていない巨大な骸骨だ」
「どう思う?」
「この街の、まだ目覚めていない血肉の中に、原始的な衝動が渦巻いている——破壊と再構築を待ち望む希望のようなものが」
「どう思う?」
「Nothing.」
21世紀はすでに四分の一が過ぎた。
「降りたばかりの地下鉄はまだ混んでない~
そっちの飛行機もちょうど着陸したところ~
東京に降る雨が~パリを濡らす~
ラジオ~君は何時何分を聴いてる?
藍星の半分向こうにも君がいるとき~
出会うにはまだふさわしい時が来ていないとき~
夏が過ぎ去れば~また冬が来る~
7-11~温かいカップのチョコレート~
秒針が回る didida~
小さな時差 didida~
僕の朝茶、月光が君の髪に降り注ぐ~
平行線の絵 didida~
いつ交わる didida~
次の交差点でまた会おう。」
後輩はかつての流行歌を鼻歌交じりに歌っていた。ミレニアムの明るく活気に満ちた雰囲気の中で、この歌は未来への憧れを表現していた。
ミレニアムの中国は、未来はもっと良くなると信じていた——WTOへの加盟、オリンピック招致の成功、高度経済成長。当時の流行歌には、「いつか運命の人に出会う」「次の交差点でまた会おう」といった確信に満ちた言葉がいつもあふれていた。
そして2026年になると、この曲の味わいは変わったものの、色褪せてはいない。不動産市場の縮小、就職競争の激化、ロシア・ウクライナ戦争、中米対立、環境悪化、AIによる人間の労働の代替……2026年の中国には、もはやあの頃のような確かな未来への展望はない。未来に希望が見えない社会の空気の中で、かえって奇妙な郷愁と、引き裂かれるような感覚が生まれていた。
「わざとやった?」
「先輩がまたそんな憂鬱な考えに浸っていたからだよ」後輩は舌を出した。「下个、路口、见?」
そう言って、彼女は素早く走り去った。
「おい!」
川辺まで追いかけて、ようやく彼女に追いついた。
遠くの埠頭から重工業の鈍い息遣いが伝わってくる。楊浦の旧工業地帯で、とうに生産を停止した赤レンガの工場棟と巨大なクレーンが、川霧の中に沈んでいた。
理論上、ここはロマンチックなデートスポットではない。だが、僕と後輩は、かえってこの「ディスコ」のような雰囲気を楽しんでいた。
空の灰青色が濃い橙色にゆっくりと染まり、朝焼けに照らされた川面はきらきらと光りながら揺れていた。今この瞬間、宇宙の質感は黄昏時と驚くほど重なり合い、時間の流れがここで折り畳まれ、壮大な幻覚になったかのようだった。埠頭のタワークレーンのシルエットも薄明の中で重苦しい圧迫感を失い、空へ向かって優しい輪郭を伸ばしていた。
後輩は手を後ろに組んで大股で前を歩き、僕はポケットに手を入れてその後ろを歩いた。
「あっ! 空の色、先輩の髪の色にそっくりだね」後輩は跳ねるように振り返り、僕と向かい合ったまま後ろ向きに歩き始めた。「うーん、急に詩を作りたくなっちゃった。私が上の句を言うから、先輩は下の句を合わせられる?」
「……やってみる」
「夕靄、峰間に起つ(晚霭峰间起)~」
「帰人、江上を行く(归人江上行)。」
「雲流れて、千里遠し(云流千里远)~」
「人、一帆に軽し(人对一帆轻)。」
「落日、荒林暗し(落日荒林暗)~」
「寒鐘、古寺に生ず(寒钟古寺生)。」
「深林に帰る、倦鳥(深林归倦鸟)~」
「高閣に倚る、佳人(高阁倚佳人)。」
「わあ! 先輩、すごいですね。こんなマイナーな詩まで知ってるなんて」後輩は後ろ向きに歩きながら拍手した。「先輩はいつ、私が盗作しているって気づいたの?」
「最初の一句で分かったよ。今は朝だ。どこに『夕靄』があるんだ?」
後輩は舌を出した。「だって先輩、彼のことが大好きだもんね」
「僕はただ、君が彼と袂を分かった蕭子昇のようにはならなければいいと願っているだけだ」
「先輩……先輩も彼と同じように、人類を愛しているんですか?」
「この世に理由もなく生まれる愛は絶対にないし、理由もなく生まれる憎しみもない。いわゆる『人類愛』について言えば、人類が階級に分かれて以来、人類全体に共通するような愛が存在したことはない。かつての支配階級は好んでそれを唱え、多くのいわゆる聖人や賢人たちもまた、それを説いてきた。しかし、誰一人として本当に実践した者はいない。なぜなら、階級社会では実践不可能だからだ」
「でも、先輩が追い求めているのは、まさに『理由のない愛』なんでしょう? どうすれば、何もかも疑ってしまう先輩の空っぽな心を満たせるんでしょうね?」
「それはparadoxだ。だから満たすことはできない」
上海理工大学の校舎と宿舎棟が視界に入ってきた。朝六時、宿舎群の窓はほとんど閉ざされ、整然と並ぶブラインドの向こうには、眠気のまだ抜けきらない夢が広がっていた。授業の鐘が鳴り響くまで、象牙の塔全体は、この最後の、邪魔されることのない純粋な虚無に浸り続けるだろう。
校門はすでに開いており、校内の中央に立つ偉人像が見える。
「よく考えたら、私、夜遊びして外泊した悪い女の子になっちゃったね」
「僕も後輩を弄ぶ悪い先輩になっちゃったな」
「私は気にしないよ。もし私の心が先輩の退屈な生活に少しでも彩りを添えられるなら、それを贈り物にしてもいいよ」
「……そんな……卑屈なこと、言うなよ」
「えへへ、先輩、またね~」
後輩は僕に手を振り、キャンパスの中へ走っていった。
僕は、こちらに向かって手を振っている偉人像に手を振り返した。
第一巻 完




