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序 その参

いよいよ、明日から在宅勤務が始まります。詐欺ルス強し。

しかし、病院に入院するようなことになったら気をつけないといけませんね。

病院では治療法がない病気に対してどんな治療をしているのか、

全くわかりませんから――


銀河の片隅の太陽系で最高栄華を誇ったアステロイド文明が


一瞬にして滅び去ってしまうことなど、あるのだろうか。


一体原因は何だろう。


惑星アステロイド中の原子力発電所がメルトダウンしても惑星一つが粉々になることなどあるのだろうか。


それとも天才科学者クワンルーン博士が金星で開発中とかいう常温核融合炉を惑星アステロイドで始動させてしまったために、何かトラブルでも発生してしまったのだろうか。


「緊急速報の続報です」唐突にウォールテレビが再び自動警報放送を始めた。


「惑星アステロイド消滅の理由は依然不明」


「火星には衝撃波も到達していません。大型爆発が原因では無い模様」


「惑星アステロイド消滅の痕跡である岩石群が惑星アステロイドの周回軌道を回り始めています」


「その周回軌道上を公転する岩石の量は惑星アステロイドが爆発したとしたら、余りにも少ないことに火星の科学者たちが不思議がっています」


「火星の科学者たちは、惑星アステロイドの残骸を『アステロイドベルト』と呼ぶことに決定」


「火星の北極運河周辺で原因不明の異常発生、強力な電磁波の渦が発生している模様。惑星アステロイド由来のものかどうかは、火星コロニー警察予備隊が現在調査中」


アンダーは、北極運河と言う言葉に反応した。


「そういえば。火星の北極運河あたりは、第六十六コロニーの建設保留地となっていた所だな。現在は無人地帯だ。そこで一体何が――」


アンダーは耐えきれず、友人のオリバーウエストに電話した。


「夜中にすまんね。惑星アステロイド消滅のニュースは見たかい?」


「惑星アステロイドが消滅?」オリバーウエストは眠そうな声をあげた。


「ニュースを見てないのか。」


「夜中の三時三十分三十秒に起きているやつがいるか!」とオリバーウエスト。


「惑星が丸ごと一つ無くなる事態だぜ」と、はやり立つアンダー。


「惑星アステロイドがなくなろうがアンチクトンがなくなろうが知ったことじゃねぇ」声を荒らげるオリバーウエスト。


アンダーがうなるように言った。


「惑星アステロイドに親兄弟を置いて来ているんじゃないのか?俺の親も惑星アステロイドで静かな余生を送っていたはずなんだよ」


「しかし、惑星アステロイドが消滅って。惑星が消滅することなんかあるのかね。流行りのフェイクニュースじゃないのか? 先月の偽ウイルスヒステリー事件みたく――」


と冷静なオリバーウエスト。




いよいよ佳境のサブテーマ、『悪夢のような』詐欺ルスの話題に入ってきました。

これからが本当の佳境です。

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