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人気アイドルと同居!?

詳しいメンバー情報は登場人物の方でご確認ください。

朝、川栄家では、家族そろって朝食をとっていた。

父の川栄秀喜かわえいひできは、仕事で使う資料を見ながら、

母の川栄由実子かわえいゆみこはご飯を食べた後、掃除などをしている。

これが当たり前だった。

川栄美癒紀かわえいみゆき、高校1年生。

彼女は川栄秀喜の娘。

これだけ言うと、普通のただの娘にしか聞こえない。

だが、「アリスエンターテイメント」社長、川栄秀喜の娘といえば、大体の人が驚く。

美癒紀は芸能人を手がける社長の娘なのだ。


「I★RISをインタビューしたいと雑誌編集者が言うんだけど、美癒紀は賛成か?」

「ちょーちょーちょー賛成!その雑誌、飾り用と2つ買おうっかなぁ~」

美癒紀は父の手がけている、今人気絶頂の若手アイドル「I★RIS」の大ファンである。

アイリスという花の意味も込めているのだが、アイを届ける小さいリスという意味もある。

アリスエンターテイメントはリスのイラストが多い。

「あまり無駄遣いしないでね~先月のお小遣い、2000円も増やしてあげたんだから」

高校1年生になったばかりのこの4月。

美癒紀はいつもどおり、I★RISを応援しながら生活を送っていた。

筆箱も公式のマグネットをつけたり、バックにはI★RISと書いた公式でやや高い値段のバッチがついている。

最近は、I★RISだけにお金をかけている。

「そういえば、明日から新リップのCMでしょ!?だいちゃんと~れんくんの二人」

「あぁ、随分知ってるなぁ~美癒紀は」

「当たり前だよ~I★RIS公式サイトに書いてあったからね」

そんなことを話している間に学校へ行く時間に。

美癒紀はいつもどおり、張り切って学校へ行った。


「おはよー」

「おっは!」

友達と挨拶を交わして、教室に入る。

1年D組の美癒紀である。

「ついに明日だね!だいちゃんの新CM!!」

友達の百合ゆり矢野大季やのだいきのファンである。


ちなみにI★RISは6人組の男性グループ。


メンバーは

黒山涼介くろやまりょうすけ

坂野麻耶やかやまや

篠崎結しのざきゆう

矢野大季やのだいき

莢江さやえれん

川西かさい晴希はるき


I★RISファンの間では、一番好きなメンバーのことを

愛担あいたんとも言う。

愛する担当メンバーとの略だそう。

また、I★RISメンバーはファンのことをアリスっ子と呼んでいる。


「そうだ!今日の放課後、アリスショップに行ってみない?グッズ増えてるかも」

「いいよ~あ、でも今日7時からチームI★RIS放送しちゃうから..それまでね!!」

アリスエンターテイメント系列が運営しているアリスショップ。

そこには、所属するアーティストの公式グッズが販売している。

3週間に1回で商品が少し入れ替わる設定のため、20日から31日くらいは混んでいる。

「お金ないんだよね..」

「だったら貸してあげるよ~」

「ホントお金持ちー」

社長の娘はお金持ち。

だけど社長の娘とは言えない。それが川栄家のルール。

父が小学校から参観日などに来たことがない。

母もあまり来ない。


放課後、百合と一緒に学校を出ると、美癒紀に電話がかかってきた。

「もしもし?あ、お父さん」

(お母さんが倒れて長期入院になったんだ。お父さんは仕事で帰るのが毎日遅くなる)

「じゃーどうするの?ご飯は!?」

(I★RISのマネージャーの小嶋がOKしてくれたんだが、合宿所に住まないか?)

「え!?もしかして...同居?」

そんなことで、美癒紀はI★RISの合宿所に住むことになった。

途端にずっと笑顔になったため、百合が

「あ、今日忙しそうだから..あたし..今日はアリスショップやっぱりいいわ..」

そう言って、走って帰っていった。

家へ帰って、荷物をまとめる美癒紀。


「歯ブラシ系と制服..普段着..小物系..ノートパソコン..と」

最低限のものだけでいいと言われた美癒紀はウキウキしながら準備をしている。

そうすると、I★RISのマネージャーの小嶋が迎えに来た。

「君が、美癒紀ちゃんか。やっぱり社長に似てるね~」

「そうですか?あ!それより..今日ってI★RIS帰ってきますか?」

「もう家にいるさ。帰ってくるのは個人だから、きっと誰かはいるよ」

ハアーとウキウキのため息。

「I★RISのファンなんだって?よかったね、運良く一緒に住めるなんて」

「はい!あ、でも迷惑かけられないので~」

ニッコリ笑顔のマネージャー小嶋の車に乗って、よく分からない町に来た。

すごく大きなキレイな家。


「おじゃましまぁす.....」

照明も床も壁もすべて真っ白に見える。

そして、インテリアも緑とオレンジを基調としていて清潔感がある。

壁にはI★RISのポスターが額縁に入って飾ってある。

「うわぁ..キレイ」

「使ってない部屋が一つあるから、美癒紀ちゃんはそこで寝てね」

「あ、はい」

リビングに向かうまでに色々なものがあって目移りしている。

リビングにはメンバーが座ってしゃべっている。

いるのは、廉と麻耶の二人。

美癒紀をちらと見ると、マネージャーに

「この子ってもしかして、社長の娘さん?」

「あぁ、今日から無期限に一緒に住むことになった」

廉と麻耶だけが、このことを知らなかったらしい。

すると続々メンバーがリビングに集まってくる。

涼介と大季のペアと結と晴希のペアが集まった。

大季はいつもテレビで見るスマイルで

「よろしく!今日から仲間だね」

「な、仲間なんて...」

涼介も美癒紀に近寄ってきて、

「I★RISのファンなんでしょ?一番誰が好き?」

と言われたが、心の中では

(目の前にいるあなたが..一番)

「大丈夫だよ、うちのメンバー心だけは強いから」

「涼介くんです..」

全員が涼介を指差して、

『涼介!?』

ウン、と頷いた美癒紀は顔が真っ赤になる。

これから、新しい生活が始まろうとしていた。


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