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14.設定集(53章時点)追加分


 ―― 前章から追加された箇所を含む項目を以下に記載します。 ――


●魔法の指導方法について


 魔法の指導方法について、現在主人公の世界で主流の方法は二種ある。一つはプロシリア共和国起源の古い指導方法である『主動機(しゅどうき)法』、あるいは『メインモチーフ・メソッド』である。もう一つはオルトラント公国起源の指導方法である『模作(もさく)法 』、あるいは『トレース・メソッド』という。

 『主動機法』は音楽になぞらえた指導方法で、『模作法』は工芸になぞらえた指導方法とされる。二つの指導方法はそれぞれメリットがあるが、一般的に学校などの教育機関での指導には『模作法』が採用されることが多い。理由として段階的で確実な鍛錬による習熟度の管理が挙げられ、ひとつの魔法を習得したときはその魔法の性能を発揮できる状態になっていることが大きい。

 他方『主動機法』の場合は魔族、即ち古エルフ族の古式に近づくほど指導の説明が感覚的になりやすい。このためここ百年ほどは『主動機法』でも、獣人たちが簡便に指導を行えるよう洗練させた方法が用いられることが多い。『主動機法』で覚えた魔法は当初は魔法本来の性能を発揮できず、性能向上のための鍛錬が要求される。その代わり、魔法を覚えること自体は『模作法』よりも早くに達成できることが知られる。

 一見して古式の『主動機法』は廃れる可能性が想定されやすいが、魔法の習得方法として見たときに優れている点がある。それは文献の中など、イメージだけで伝承されている魔法を再現するのに優れた方法であることが指摘されている。



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