14.設定集(51章時点)追加分
―― 前章から追加された箇所を含む項目を以下に記載します。 ――
●冒険者のランクについて
登録時にランクEとなり、依頼を十回達成か同等の魔獣討伐数でランクDになる。
ランクDから上は、現在のランク以上の依頼十回達成か同等の魔獣討伐数に加え、上のランクの魔獣を単独で討伐できることが求められる。
ランクCで一般の騎士団か領兵の一兵卒並。
ランクBが各国に数千名強登録。ランクAが千名強、ランクSが百名強、ランクS+が十名強、ランクS++が数名。
ランクS+++は国に数名いるかいないかで、事実上冒険者ギルドの階級での頂点。
神話級というランクがS+++の上に一応あるが、非公式記録で過去千年に三名いるという数字だけが伝わっている。
ランク昇格は基本的には依頼の達成や魔獣討伐実績によるが、国から推薦が出る場合は対象者を昇格させることもある。特にランクBくらいまでは貴族が王国に推薦し、国が冒険者ギルドに推薦する形で昇格しやすいことが知られる。
王都の学生で卒業後に冒険者の道に進む者は、ランクBを最低ラインの目標としていることが知られる。これは冒険者ギルドが提示しているわけでは無く、慣習的に学生同士で伝わっている常識だ。実際に卒業生の声として、卒業までにその程度のランクになっていないと冒険者として生計を立てるのは難しいらしい。その意味でランクBは一つの指標となる。
別の指標として王都ディンルークでは、十歳で冒険者登録して直ぐにランクBに到達する者が例年数名いる。これらはかなり早期にランクが上がる者たちだが、そのごく一部から最終的にランクSに届くものが出ることが経験則として知られている。
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