14.設定集(第4章時点)追加分
―― 前章から追加された箇所を含む項目を以下に記載します。 ――
●地理
〇都市など
ディンルーク
王都西にコロシアム(闘技場)と貧民街がある。貧民街から中央寄りの区画に花街がある。
商店は中央は高級志向で南は庶民向き。
●組織など
傭兵団・月輪旅団
武術流派月転流の宗家が代々団長または幹部を務める集団。一団で戦局を打開する打撃力を持つと言われ、彼らが通った後は肉と血の河しか残らないとも評されたことがある。常設の傭兵団ではなく、その団員は平素は諸国で庶民として暮らし、必ずしも戦闘を伴わない仕事で生計を立てているという。その連絡網が一国の諜報部にも匹敵する情報網となっているという分析もある。
王都ブライアーズ学園
王都ディンルークにある学校。初等部、高等部があり、高等部以降に通うものが多い。附属病院などがある。国内の各ギルドが主体となって運営していて自由な校風を至上とする。実学を重んじ、体育科、魔法科、商業科、医学科があり、ルークスケイル記念学院とよく比較される。留学生を多く受け入れている。
王都裏勢力
王都の花街などに拠点を持つ大小さまざまな集団で、水商売に加えて脱法行為や触法行為で資金を稼ぐ。明文化されていない“暗黙のルール”をもち、それを破った者は他に潰される。
●魔法について
竜魔法を研究することで広域魔法と呼ばれる魔法体系が生まれた。その魔法の習得に関しては安全保障上の理由から、ディンラント王国に厳しく管理されている。
広域魔法は魔法使用者に内在する魔力以外に、環境に存在する魔力を用いて発動できる。
●武術流派
竜征流
ディンラント王国の古流剣術。打撃体術と大剣術が基本だが高位習得者には斧を使う者もいる。打撃と斬撃が強力であり、大型武器を用いて円の動きで場を制する特徴を持つ。魔力制御による身体強化や反射増強、疑似思考加速を行い、魔力による武器の強化も常用する。
屹楢流
グレイブ(西洋薙刀)と蹴り技をつかう流派で、ディンラント王国南方のフサルーナ王国が発祥。刺突技と斬撃の使い分けで、面制圧と貫通力に優れる。魔力制御による身体強化や反射増強、疑似思考加速を行い高速戦闘も対応できる。
蒼蛇流
ディンルーク流体術の源流の武術で、古式ディンルーク流体術ともいう。格闘術で肘やひざを含めた手足による打撃が主体だが、投げ技や締め技もある。熟練者は魔力制御による身体強化や反射増強、疑似思考加速を行い高速戦闘も対応できる。王都で習う者は多いが、熟練者は少ない。
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