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おとめの夜あけ  作者: 合川明日
♯4 今までも、これからもおとめ
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過去に

 私が魔女まじょだということは証明しょうめいしたはず


 それをまるで魔女そのものを知らないよう態度たいどを。


 しかも、彼女は私が魔法まほうを使えない事に気付きづいている。


 それに通訳つうやくとは一体――。


 そもそも、二代目にだいめ雷鳥らいちょうは知っているのか、魔女とのつながりがある事を。


 でもそれじゃあ、ハイネさんをめておく意味は――まるで、雷鳥には魔女の存在そんざいを、繋がりをかくしていたかの様な。


貴女きじょは一体何を知っているの?――何故なぜ隠していたの?」


「『女性街じょせいがい』を守るためよ――通常つうじょうはありないことだけれども、あの場所を魔女以外にめられる事がまれにあるの。ハイネの様な者に。魔女を利用しようとする者達、あの土地を利用とする者達。それらから女性街を守る為。と言っても、魔女について知っているのは私(ただ)一人だけなのだけれども」


「私は魔女と証明出来た筈。何故教えてくれなかったの――」


「えぇ、だから貴女にはこうして話しているのよ――じゅんって話しましょう。私の事、貴女の体の事」


「…知っているの?」


「――それがいつからるか、何故あるか私も知らない。唯、聞いた話によると、オズの大使館たいしかん初代しょだい雷鳥ともかかわりがあったらしい。雷鳥と魔女にどんな関係あったかは分からない。けれど、いつしか『新しい太陽たいよう』がそこを『女性街』と呼び始め、占拠せんきょしていった」


「……」


「そこで私はあるものを見つけた。あれを――」


「あれ?」


日記にっき――それには、見た事も無い文字が書かれており、何故か私はそれが読め、そこには魔女について書いてあった――」


 ――――。


 私が何故そこに居たのか、何をしようとしていたのか。今ではその事が思い出せない――。


 ――あの日私は『女性街』にた。


 女性街中枢(ちゅうすう)六鳴館ろくめいかん』。


 その時、やかたには私一人しからず、薄暗うすぐら不気味ぶきみやかた恐怖きょうふしていた私は、偶然ぐうぜん見つけてしまったの。そのとびたを――。


 さがしても見つけられない様な、まるで隠していたかのような扉は、地下ちかへ続くものだった。


 扉を開くと中はくらく、地下へと続く階段はやみへと続いていた。


 一人ではいるには怖気おじけづいてしまいそうな階段かいだん


 とてもあかり無しでは入れそうになく、誰かを呼ぼうにも館には私一人で、どうすることも出来ずにいた。


 しかし、好奇心こうきしんとは時として恐怖にまさるのもの、入ってしまったのよ、私は。


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