最終章 第57話 ウィーク最終降臨!その名は、ソニック・バスター
ウィーク最終降臨!その名は、ソニック・バスター
――――――― その時、光が——爆発した。———————
しかしその光は——今まで見たどの光とも違った。
色がなかった。いや——全ての色が同時にあった。
宇宙の始まりの光だった。
破邪白眉斎の外装が進化するのではなく——解放されていた。
長い間、限りなく抑え込まれていた力が。
人の形を借りて閉じ込められていた何かが——器が限界に達した瞬間、外に解放された。
その光は、白でも金でも銀でもなかった。
全ての色が同時にあった。宇宙の始まりの光だった。
戦場の全員が——動きを止めた。
帝国の兵士たちが空を見上げた。
ロロが南側で足を止めた。
カイとヴォルガが剣を下ろした。
ドノヴァンとカルテットが声を止めた。
( ソニック・バスター。初代マエストロ。ーーー創造神の最後の声。)
その姿が現れた。
白銀の長髪と蒼白の瞳。神秘的な白いローブ。胸元に、竜神核の紋章が輝いている。
そしてその手に——オーラ・タクトが現れた。_____神龍の魂が込められた指揮棒。
ウィークの最終形態として、伝説の初代マエストロ ”ソニック・バスター”が、今ここに——宿った。
「……なんだ」グリムは思わず後退した。
「これは——」
「人間ではない」ソニック・バスターは言った。
「しかし——人間を愛した存在だ」




