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2人目の転校生

Gift 5 「2人目の転校生」





僕は最後の力を振り絞って男に斬りかかった。

だが、男にはあっさり避けられ、僕は強烈な一撃を喰らった。


僕はそのまま気絶し、

気がついた頃には病室のベッドで寝ていた。




それから数日後………


ジジジッ…ジジジッ…と僕の携帯のアラームがずっと鳴り続けていた。

起きたくないなぁと僕は思いながらも時計を見てみると、8時30分。

呑気にしていた僕の顔には冷や汗が垂れてくる。

僕は朝ご飯を食べずに、すぐに着替えて家を出た。


少なくとも家から高校までは自転車で10分。

そして、ホームルームが始まるのは35分から。

僕は急いで自転車に乗りこみ、全速力で高校へ向かった。




8時34分。

もうすぐ門が閉まる時間帯。

僕は信号のところで立ち止まっていた。

この時間だともう誰も居ない。


ところが、今日は僕の後ろから走ってくる人が居た。

「おーい!まだ間に合うかー?」

僕は後ろから走ってきている人からそう聞かれた。

「あと、1分で閉まります!速く!」

僕は心の中でずっと信号が早く青になってくれと思っていた。


やっと青になった。

僕は再び自転車を漕ぎ始めた。

もう少しで校門……!

僕と後ろの人は校門を通り過ぎようとしていた。

その時、生活指導の先生がやって来た。

1分遅刻していたのだ。


その後結果的に僕と後ろの人は生活指導の先生に15分くらい説教された。



説教からようやく解放され、僕が教室へ向かおうとすると、

後ろの人が僕に突然聞いてきた。

「2年5組の教室ってどこ?」

僕も2年5組だったので、驚いてしまった。

でも、この人の顔は見たことが無かった。

僕はなんでだろうとは思いながらもその人を僕の教室まで連れて行った。



僕が教室に入ると、ちょうどホームルームが終わっていた。

教室内で気まずい空気が流れる。

転校してきて早々に遅刻はまずいとは思っていたが想像よりも気まずかった。


先生がふと僕の後ろの人を見ると、先生は後ろの人に駆け寄って、黒板の前まで来させた。


僕はこの間に急いで席に座った。

先生はみんなを静かにさせると、

「実は、今日も転校生が来ています!」

と大声で言った。


クラス中が僕の時よりも盛り上がっていた。


「じゃあ自己紹介をどうぞ。」

先生がそう言うと、

「はいッ!今日から転校して来た加門進(かもんすすむ)です!1年間かはよく分かんないけどよろしく!」

彼は元気よくそう言った。

「今からは質問コーナーです!」

担任は続けるように言った。

クラスメイトの大半が手を挙げる。

僕の時とは大違いだ。


さらに凄いのが、加門さんは手を挙げた人全員にテキパキと答えていく。

加門さんが質問に答え終わると、先生は加門さんの席を指差した。

その指差した先は僕の隣の席だった。

加門さんは吸い付くように席に座った。



先生が教室から出て行くと、クラスの全員が僕の隣の席へ集まった。

加門さんは質問コーナーが終わってからも質問責めをくらっていた。


もうすぐで1時間目の授業が始まるというところでみんなはようやく加門さんの席から離れて行った。

すると、

「えーと、健だっけ?朝はマジでありがとな!」

と言われた。

「う、うん、いいよ…別にお礼なんて」

と咄嗟に僕は返してしまった。

「ところでさ、」


「健って『ギフテッド』?」

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