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第九百八十三話 樹里、葛籠を選ぶ編

 御徒町樹里は遂に天竺大雷音寺に着きました。


「お師匠様、ボケないでくださいね」


 蘭が一応念を押します。


「そうなんですか」


 樹里は笑顔全開です。


「お師匠様って芸人気質だから、そんな事言うと余計ボケるわよ」


 亜梨沙が小声で蘭に注意します。


「そうだった……」


 項垂れる蘭です。


「お師匠様を何だと思っているんだ!? そんな事されるはずがないだろう!」


 樹里信者の孫左京が怒りました。


「そうかなあ」


 蘭と亜梨沙は半信半疑です。


「大丈夫ですよ」


 樹里は笑顔全開で言いました。


「そうなんですか?」


 不安そうに樹里の口癖を真似る亜梨沙と蘭です。


「全く、あいつらは!」


 左京はムッとしました。


「早くしないと行っちゃうよ」


 焼きいも屋のような事を言うお釈迦様です。


 樹里は葛籠つづらに近づき、


「では大きい葛籠で」


 唖然とする左京、項垂れる蘭と亜梨沙です。


(終わったのか、自分達?)


 震える馨ですが、


「正解!」


 お釈迦様が言ったので、皆仰天しました。

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