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第九百六十四話 亜梨沙の戦い編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるためにまた西を目指しています。


『兄さん、逆らったらダメだよ。入れ替わって』


 馨の声が言いました。


『わかったよ』


 通は仕方なく元に戻りました。


「げ」


 入れ替わった通の身体は、美津と抱き合っていました。


「通、好き」


 頬を染めて言う美津に鼻血を垂らす通です。


 


 大威徳明王だいいとくみょうおうの相手に名乗り出たのは、亜梨沙です。


「俺は……」


 毎回無視される孫左京は項垂れています。


「はあ!」


 明王は六つの顔、六本の腕、六本の脚になりました。


(まずいなあ。馨にできたから私にもできると思ったんだけど……)


 亜梨沙は明王の本体を見て後悔していました。


 その時です。


『亜梨沙殿、俺はいつでも亜梨沙殿と共にある。俺の力を使え』


 露津狗の声がしました。


(露津狗……)


 亜梨沙は涙ぐみました。そして、


「亜梨沙、十倍!」


と叫ぶと巨大な豚になり、明王にボディアタックです。


「ぐええ!」


 明王は押し潰されました。

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