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第九百五十七話 樹里、初期設定に戻る編

 御徒町樹里はありがたい経典を授かるためにまた西を目指しています。


 馨の兄の通は西の龍王の動きを察知して逃走しました。


 しかし、龍王にそんな誤魔化しは通用しません。


「待て、通」


 通が飛翔していると目の前に龍王が現れました。


「ぎえ!」


 不動明王をボコボコにした通ですらビビる龍王です。


 ですが、龍王は通より強い訳ではありません。


「通、今度と言う今度は許さぬ。美津と祝言を挙げよ」


 龍王が言いました。


「あいつは女じゃありません」


 通が涙ぐんで言います。


「誰が女じゃないですって!?」


 どこから美津の声がしました。


 通は失神寸前です。


 


 一方。樹里一行の前に降三世明王ごうざんぜみょうおうが現れ、


「最初の一行以外の者はこの先に進む事まかりならぬ。約束を違えれば、天竺には着けぬ」


と言いました。


「そうなんですか」


 樹里は笑顔全開で応じました。


「ところでゴーバンズさん」


 樹里が言いました。


「誰が森若香織だ!」


 降三世明王は切れました。

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