表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
927/1000

第九百二十七話 黄姫、叫ぶ編

 御徒町樹里は西を目指していましたが、第六天魔王を追って第六天に来ました。


 嘲笑う魔王を完全に無視して、


「黄姫様、九霊元聖さんを呼んでください」


 樹里は黄姫に言いました。黄姫はキョトンとして、


「でも樹里様、おじい様は……」


「九霊元聖さんは貴女が呼んでくれるのを待っているのですよ」


 樹里は笑顔全開で言いました。黄姫が何かに気づきました。


「わかりました、樹里様」


 それを見ていた魔王が、


「何を言うておるか、愚か者共。九霊元聖はすでに我の一部。呼んでも応えぬ」


 黄姫は魔王の言葉に反応せず、


「おじい様! 貴方はこの世で一番強いお方ではなかったのですか!?」


 その言葉が辺りに響いた瞬間、魔王が乗っ取っていた元聖の身体がビクッとしました。


「何!?」


 魔王は仰天しました。


(まさか!? 元聖の精神も肉体も我が封じたはず……)


「む?」


 異変に気づいた仙人達が、魔王から離れました。


「ぐおお!」


 元聖の両手が魔王の首をグッと掴みました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ