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第九百二十五話 仙人達の覚悟編
御徒町樹里は西を目指していましたが、第六天魔王を追って第六天に来ました。
鴻均道人は気を高めます。
「儂だけではダメじゃが、四人集まればお前くらいは吹き飛ばせよう」
道人が言いました。
「まさか、ジイさん達、魔王を道連れに?」
孫左京が目を見開きます。
「おじいちゃん、ダメ、そんな事しちゃ! 遊魔はおじいちゃん達が好きなの!」
遊魔が泣き叫ぶので、思わず貰い泣きする蘭と亜梨沙です。
「お師匠様、そのような事、お考えになりますな」
女媧と伏羲が言いました。
「嬉しい言葉じゃが、もう決めた事。そしてこやつをここまでのさばらせたは我らが責めよ」
太上老君が言います。
「こやつをもっと早くに討ち果たしておけばここまでの事はならなんだ」
霊宝天尊が言います。
「千年狐狸精もお前達も、こやつの悪影響で闇に落ちたのだ。許せよ」
元始天尊が言いました。
女媧と伏羲は泣いています。