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第九百六話 魔王乱舞編
御徒町樹里は西を目指していましたが、第六天魔王を追って第六天に来ました。
魔王は龍王が動くとは思っていなかったようです。
「おのれ、龍王が動くとは……」
魔王は歯軋りします。
「どこまで防げるか試してみようぞ!」
魔王は再び火の玉をたくさん放出しました。
「このヤロウ、いい加減にしろ!」
孫左京は魔王に迫ります。
「死ぬる気か?」
魔王は目を見開きました。
「死ぬかよ!」
左京は火の玉は叩き伏せます。火の玉は割れて消滅しました。
「猿に続くぞ!」
露津狗が火の玉を業火で消し去ります。
「がああ!」
九霊元聖も爆炎で火の玉を消し飛ばします。
「その程度で防ぎ切れるものか!」
魔王は更に火の玉を増産します。
「くそ!」
左京は火の玉を取りこぼしますが、
「はあ!」
蘭が竜巻で消しました。
「えい!」
亜梨沙は身を挺してのボディアタックです。
「豚の丸焼きになりそう!」
慌てて身体を冷やす亜梨沙です。
「美味そうにゃん」
リックが涎を垂らしました。