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スキル【無】の俺が世界最強 スキル無しと馬鹿にされた俺、実は無限に進化するSSS級スキル所持者でした【5月1日発売】  作者: 茨木野


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313.


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挿絵(By みてみん)


 体勢を立て直そうともがく宝石獣へ、俺は冷酷な視線を向けたまま静かに歩み寄る。


「グァルルル……!」


 宝石獣が必死に威嚇の声を上げるが、俺の歩みは止まらない。


 拳に力を込め、俺は再びスキルを発動させた。

 敵の放つ呪いだけではない。俺の【無】は、相手の防御力すらも『無』に帰すことができるのだ。


「防御力無効化」


 俺の右拳が、淡い光を帯びる。

 そのまま鋭く踏み込み、宝石獣の堅牢なボディに渾身の一撃を叩き込んだ。


 ドゴォォォォォンッ!


「ギャアアアアアアッ!?」


 周囲に凄まじい衝撃波が巻き起こる。

 絶対的な硬度を誇っていたはずの宝石獣の体が、まるで脆いガラス細工のようにあっけなく粉砕された。


 無数の宝石の破片がキラキラと宙を舞い、凶悪な魔物は完全に消滅したのだった。


「す、すごすぎる……」


 エリンは腰を抜かしたまま、信じられないものを見るような目で俺を見上げていた。


「あんなSランク級の魔物を、たった一撃で粉砕するなんて……」

「兄貴、やっぱり最強だぜ!」


 ぷちが大興奮で俺の周囲を飛び回り、短い腕をバタバタと振って無邪気に歓声を上げる。

 俺は軽く拳を握り直し、舞い散る光の粒子を静かに見つめた。


 こんなところで立ち止まっている暇はない。

 俺が現実世界からこの異世界へと戻ってきた最大の理由は、ただ一つなのだから。



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※5/6(水)


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