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スキル【無】の俺が世界最強 スキル無しと馬鹿にされた俺、実は無限に進化するSSS級スキル所持者でした【5月1日発売】  作者: 茨木野


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307/312

307.

【☆★おしらせ★☆】


あとがきに、

とても大切なお知らせが書いてあります。


最後まで読んでくださると嬉しいです。

「その魔物の名は、『宝石獣クリスタル・ビースト』だ」


 エルザードは重々しく告げた。

 宝石獣。

 聞いたことのない名だ。


(おい、知っているか?)


 俺は心の中で、相棒である妖刀に問いかける。

 古今東西のあらゆる魔物知識を有するこの魔剣ならば、心当たりがあるかもしれない。

 だが。


『否。……我が知識の泉にも、該当する個体データは存在しない』


 妖刀の答えは淡白だった。


『新種か、あるいは突然変異種ミュータントか。いずれにせよ、一般的な生態系から外れた存在であることは間違いない』

「宝石獣……?」


 俺が訝しげに呟くと、エルザードは苦々しい顔で頷いた。


「全身が硬度の高い結晶で覆われた、美しい獣だ。だが、その美しさは死を招く。奴の放つ輝きを浴びた者、あるいはその爪牙に触れた者は、たちどころに全身が宝石へと変質してしまうのだ」

「宝石に変わるだと?」

「ああ。肉も、骨も、血液さえもな。生きたまま硬質な鉱石となり、永遠に砕けぬ彫像と化す。……我が同胞も、すでに数名が犠牲となった」


 エルザードが拳を握りしめる。

 石化能力を持つ魔物は珍しくないが、宝石化とは悪趣味な能力だ。

 しかも、それだけではないらしい。


「さらに厄介なのが、奴の特性だ。宝石獣は、あらゆる魔法を吸収し、自らの力へと変換する性質を持っている」

「魔法吸収、か」

「左様。我らエルフは、生まれながらにして魔力を帯び、魔法を主戦力とする種族だ。我々が攻撃すればするほど、奴は強大になり、手がつけられなくなる。……相性が、絶望的に悪いのだよ」


 なるほど。話が見えてきた。

 魔法が得意なエルフにとって、魔法を喰らう相手は天敵だ。

 だが、魔法を使わず、物理で殴る俺ならば話は別だ。


「だから、俺ってわけか」


 俺はニヤリと笑う。

 部外者であり、魔力に頼らない剣士。

 この依頼における「最適解」は、確かに俺しかいない。


「いいだろう。その依頼、引き受けた」


 俺はソファから立ち上がり、妖刀の柄に手をかけた。


「宝石だろうがなんだろうが、俺の剣で叩き割ってやる。……報酬の大図書館、楽しみに待っていろよ」


【おしらせ】

※2/13(金)


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