情報は尾鰭が付き そして代々語り紡がれる…
リーヴェンス帝国は三分の二の兵士達の指揮系統の混乱で、隣接する国々に好い様に領土を奪われて行った。
―――何故だ!?
アル(アアクルラディル)!?
俺は大陸の覇者に慣れると言ったじゃないか……!!?
皇帝陛下は頑丈な造りの部屋の中、国境線を喰い破った敵国の軍隊の情報に混乱。
更に三大貴族が、たった1人に成ってるなど、嘘だ!? 冗談だろ? と、報告に来た者に何度も聞き直すほど狼狽。
一方、この部屋に一度も来ていないアアクルラディルはと言うと。
アルベルトとレオン君のどっちを残すべきかと、2人の後を現在追跡中。
アアクルラディル「片方の新鮮な細胞を使えば。より良い作品が…♪ 」
助手「……」
それに付き合わされる助手達の表情は暗い。
ゴゴン、ズゥゥンと大地が振動するスキルを発動する実験体アルベルト。
そのスキルに巻き込まれたら…幾ら防御系の【スキルスイッチ】を発動しても防げるか…。
助手「……」
もう1匹の魚人も、そんなスキルでも死なずに逃げ続ける化け物。
生け捕り、もしくは死骸の回収と言うが…無理だ。
アアクルラディル「こらそこ! 黄昏てないでデータを取りなさい! 」
助手達がぼーっとしてるのを叱る。
無線機から帝国の現状を知って、もう付き従わく手もいいんじゃないか? でも逆らえば殺されるだけの実力差が在るのも事実で…ハァーっとやるせない息を吐いて、実験体と魚人のデータを取りながら足を動かす。
レオン「いい加減に諦めろよー!? 」
アルベルト「カタキィィ! (キラーン☆)」
レオン「またあの…」
(チュド~~ン!!!! )
口から吐き出す破壊光線をギリギリ躱す。
光線は真っ直ぐ障害物や生き物を蒸発させた。
レオン君は取り敢えずと、巨体でも見失ってくれる森や町に突っ込んで撒こうとしている。
が、なかなか上手くいかず距離を少し稼ぐ事しかできない。
レオン(海に潜れば…)
泳げたら最悪故郷が絶体絶命のピンチに陥るから却下。
魚人に強い恨みを懐いている。確実に水中戦も想定してる、筈だから。
レオン君は兎に角進路上に見える食料になり得るモノを一噛みして、逃走への体力を回復し続けて撒こうと頑張る。
そんな2人? 2匹? の鼬ごっこを目撃した生き残りは。
追跡するアアクルラディル達に助けを乞う、文句を言う。
住民「あんた軍人だろ!? 」「あの化け物を討伐して下さい!? 」
アアクルラディル「そんなのは兵士に言って下さい。私達は急いでいるんで、じゃ」
住民「「じゃって!? いくらなんでも無責任だ! 」」
生き残りの順民達は、家を失い、家族を失い、知人も失った。
身形の好い服装から、帝都に住んでいるお偉い方に相違ない。
ならば軍に今直ぐ連絡する義務を行使してくれなければ。
住民「「此処は通さないぜ」」
アアクルラディル「あなた達、退かせなさい」
助手「「「「は、はぃ…ちょっと通させて下さい。逆らってもいい事ないですよ? 」」」」
この方を何方と心得る展開。
それでも通さない者達は、【雷撃】で気絶するまで感電させる。
住民「「アビビビィッアアアアッ…(プスン)」」
こんがり全身黒焦げ白目の完成である。
遅れた時間を取り戻すべく。
馬車や荷車を接収した。
アアクルラディル「土砂が高々と飛び散った。見失わず行きます」
助手「「「「は、は~…ぃ」」」」
乗り物を得てもまた使い潰し、再び徒歩で追跡をする。
帝国に攻めた国々は。
捕虜から大まかの事情を知った。
帝都に侵入した賊1人のおかげで、帝国を打倒する事に繋がった。
王「安否不明との事だが…」
生きているのなら褒美を餌に、我が国に引き込めないか?
国の代表や外交官は、その謎の賊の情報を軍を統括する者に調べさせる。
数日後、国々の代表が集まる首脳会議に参加。
全員、タイミングを計ったかのような帝国への侵略を成してくれた賊・いや、英雄の情報を探る。
化かし合い。ハハハと笑顔の裏で本音を隠し、腹黒タヌキとメギツネは英雄の正体が魚人族だと結論付ける。
根拠は人間離れした身体能力と部位破損の再生。
首脳会議を開いてる今でも、帝国への侵略は続けられている。
帝国が保有する秘密兵器【スキルスイッチ】を使い、更に過激に領土を奪って行く。
英雄の正体が分かれば次は我が国への勧誘。
他が出し抜く為に、英雄殿の居場所、特徴を騙す。
引っ掛かるのは二流。
外交官が気付くので、二流というレッテルは間逃れるちょっと抜けた代表陣。
外交官が王に代わり、首脳会議に最後まで口撃し続ける。
元帝国領内では。
魚人族の英雄を捜すのに、現地住民も使って捜索活動。
他国の奪った領土に入る時には、武器を突き付けての口論が絶えない。
現地住民は英雄を見つければ厚遇が在る、報酬が在ると言う事で必至である。
吟遊詩人「おお帝国よ~ 覇者になるなど謳った為に~ 」
他国の情報攪乱、欺瞞情報の流布に、吟遊詩人達は各地を転々と渡り歌う。
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スタッフロール的なのが流れる歌だった。
吟遊詩人の活躍により、魚人族の英雄となったレオン君。
人々は魚人が居たと言う場所に群がり、歌に聞く魚人族の違いにガッカリしながら、鮫の魚人を捜し続ける。
間違われた魚人は、鍬などを装備していた狩人達を喰い殺し、次に来た軍隊に討伐された。
餌が勝手に沢山来てくると喜んだら、自分が狩られる結末に断末魔を上げる。
レオン君の故郷も含め、人々は1つの棲み処と定義し、世界一危険で魅力的な土地と。
人々は魚人族を畏れた。
故郷は知らずに、世界一 ☆不慮の事故で死んだ男の転生物語☆
【 完 】
レイオス「鮫の…えーと。レオンか。まあ、当分死なないだろうな♪ (逃亡劇を肴に白ワインを飲む)」
???「随分楽しそうですね、弟子2号♪ 」
(ビクンッ!! )
レイオス「師匠ぉおおおおおおお」
ルシフェル「ジグ様が御待ちです♪ 」
レイオス「嫌だぁあああああああ。俺はこの世界でハーレ…(重力魔法で空中に浮かべられて逃亡に失敗)」
ルシフェル「拒否権など聞いていません♪ 」
レイオス「誰か助けてぇええええええええええ」
神的な存在であるレイオスを赤子同前に連行する師匠ルシフェル。
彼等の人生?神生?は、レオン君の人生より果てしなく長くこれからも続くのだった…。
※また似た物書いたら、運営から削除連絡が来るのでしょうか?




