表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
59/64

前門の大貴族 後門の護衛



わざわざホール内に一対一の処刑場を設けたのに。

しかも止めをそろそろと興が乗っていた処に、まさかの邪魔者登場。


【見えない腕】「【剛力】……失せろ! 」


レオン「……(仲間割れ? 今の内に回復だ)」



【剛力】「二度も言わせるな! そこに転がってる魚人族(さかな)を俺に渡せ! 」


【剛力】は武力の三大貴族の護衛。

西部の火消しにそう時間はかからない。

帝都で凱旋式典を行ってるのに自分は後処理。

皇帝陛下の目に留まらなければそのまま降格もあり得る。

何せ手柄は2人に殆んど持っていかれたのだから。

そんな事はさせて堪るかと。護衛の【剛力】を凱旋式典に行って目立ってこいと命じて送り込んだ。

帝都に着いた【剛力】は逃げる民衆と帝都内の騒動で異変が起きてると察し。主に命じられた目立ってこいを如何するかが直ぐに解決に笑う。

城門で手柄の奪い合いをしてる兵士達をぶちのめし、破壊されてる扉を潜って進めば。城の守備兵がわらわら居た。

侵入した賊の対処は如何したと聞けば。


指揮官「は? ぃいい!! いや、あの、その、ですね」


賊の対処は御偉い方に移った様だと、目が語って居る。

邪魔だからそこを退けと命令するも。

御偉い方の命令を必死に守ろうとホールの扉を死守。

本当に邪魔だなと城門前に居た兵士達と同じ様にぶちのめす。

そして、今と言う訳である。


【見えない腕】「後から来て何を図々しいことを言ってるんですかね? もう、私が止めを刺す処なんです。邪魔せずそこで指を咥えて観ていてください♪ 」



【剛力】「それは無理だな。主の命で、目立たないと主の御立場が危ういのでね」



【見えない腕】「それはこちらとも同じですよ」


バチバチと2人の間に火花が散る。

その間の床ではレオン君が回復に専念してる。


ッシュタンと動いたのは同時だった。


【見えない腕】「空拳 豪脚 」


【剛力】「瞬拳 炎爆拳 」


未知の攻撃と衝撃波が空中で激突。

次に強烈な左足の蹴りを突如燃え上がる拳が弾き返す。

【見えない腕】は左足を火傷した。ついでに長ズボンも拳を包むサイズに燃えた。


(ブチリ)


【見えない腕】「主に仕立てて貰った服を、よくもぉ!! 」


キレた。

【見えない腕】は右足を軸に高速回転を始めた。

死ねぇぇと叫びながら左足を伸ばす。

そうするとコマの様に、旋風の様に見た目に。

【剛力】に床を滑る様に急接近。


【剛力】「フン。返り討ちだ。 爆裂連弾拳 」


両手の拳に炎を纏いて迫り来る【見えない腕】の連続蹴りを迎え撃つ。


レオン「…(何処の格闘映画だよ)」


この場から逃げようと床を這って奥の扉に向かう。


【見えない腕】「くたばれぇぇぇぇ」

【剛力】「オラオラオラオラオララララ」


(肉体が出す音でない衝突音の連続)


レオン君は無事に反対側の扉に辿り着き。

身体中の怪我も多少回復。

扉に鍵が掛かっても破れる程度。


レオン「扉の前に兵士がいれば殺して食べれば」


完全に回復できるはずっと扉に手を掛ける。


(カチャリ)


扉の取っ手部分が甲高い音を出した。

鍵は掛かっていない。それはいいのだが。


【見えない腕】「何処へ行く気だ!? 」

【剛力】「待て主の命が遂行でないだろうが!? 」


仲間割れしていた2人が攻撃を強制終了して叫ぶ。


レオン「耳好過ぎ!? 」


あれだけ激しい打ち合いをしてるのに気付くとかどんだけだと。

鍵がされてない扉を急いで開けて閉めて先に急ぐ。


レオン「兵士居ないのかよ!? 」


兵が少なくない!? まさか皇帝は脱出済みか? 

と、不穏な未来を頭を振って追いやる。

きっと十字路を塞いでたのとホールの扉を見張ってたのでこの辺りの兵が居なくなったんだと楽観的な事を思いながら、背後から扉を粉砕してくる2人の静止の言葉を聞こえないと無視して通路を駆ける。


【剛力】「邪魔だ! 主の元に帰れ! 」

【見えない腕】「それはこっちのセリフです! 」



◇◆◇ 待機の間 ◇◆◇



王の間に入る際に身元や暗器を持っていないを確かめるホール。


三大貴族「どうゆう事だ、これは? 」


経済力の三大貴族はホールに現れたレオン君を見て疑問を零す。


三大貴族「お前の護衛がしくじったのだろう」


技術力の三大貴族が状況を正しく分析して言う。


レオン「げぇ」


雰囲気や物言いからボスか中ボスのかなり金を掛けた服と兵士の服装に見えるが艶や材質が異なる服を着こんだ2人と護衛が1人。

背後には殺されかけた1人と同じ実力の合わせて2人。

逃げ場無し。


【見えない腕】「あ、主。これには、こいつの所為で仕留められませんでした!? 」


経済力の三大貴族は命令や任務を失敗には容赦がない。

如何にかして軽減しようと邪魔された事実を伝えながら、賊を仕留める為に速度を上げる。


【剛力】「三大貴族様方。私は主の命でその賊を討ち来ただけです。決して邪魔し様とはしておりません」


【見えない腕】が速度を上げた。

このままではとんだ道化(ばか)だ。

だから魚人族を殺さなければと先を争う様に駆け出す。


三大貴族「キ―――ッ! 忌々しい脳筋が! 私が手を下すのを~~~! 後できっちりこの怒りを万倍にして味合わせてやる~~~! 」


経済力の三大貴族は癇癪を起こした。

袖に手を引っ込めて翡翠の数珠を取り出す。

それを隣で見た技術力の三大貴族は「む、いかん」と護衛に離れるぞと命じて離れる。


(ワキャァァ!!! )


翡翠の数珠が輝き出したかと思えば。

経済力の三大貴族を中心に床に魔法陣が出現。

魔法陣から悪霊が湧き出した。


レオン「うおおおおお!? 」


真っ直ぐ突っ込んできてたレオン君。

何だかヤバそうだと右に方向転換して魔法陣と悪霊に触れない様に回避。

身体は引き千切られる痛みが奔った。


【見えない腕】【剛力】「「ぬおおおおおおおわああああああ」」


レオン君を早く殺さねばと追って来た2人は悪霊が湧き出してる魔法陣内に足を踏み入れてしまう。

その結果、2人の身体をすり抜ける悪霊。

すり抜けた後の肉体は生気を奪われていく。

最後には干乾びた木乃伊(ミイラ)の様になった。


三大貴族「避けるな!? 怨魂殺 忌々しい。私何時までも生臭い臭いを撒き散らすな!  」


(ヴォオオオオ!!! )


悪霊が指差す方向に動いてレオン君を襲い掛かる。


レオン「ぐおおおお。そおおおお」


触れれば木乃伊(ミイラ)の仲間入り。

魔法陣内から出ると数秒で消滅するも。

次から次に湧き出す悪霊達の突撃に、どんどん追い込まれていく。

ホールは広いが、目的地の扉の前には護衛を連れた兵士服の男。

今回は諦めるかと追って来た2人は木乃伊になって逃げ道は在るにはあるが。

悪霊を操る金の掛けた服を着た男が見逃すわけがない。

明らかに罠だ。


三大貴族「生臭いはびちゃびちゃするは! 私は思い通りにならないモノは嫌いなんだ~~~! 」




三大貴族「おい! その言葉は不敬ではないか!? おまえの思い通りにならないモノに…」




三大貴族「何だ!? 私を逆賊として討つのか~~~! 」


経済力の三大貴族の言葉に皇帝陛下を害する意図が読み取った技術力の三大貴族は忠告とも警告ともとれる言葉を投げ掛ける。

するともう片方の手で悪霊達を嗾け様とする経済力の三大貴族。


護衛「っ」


護衛が間に入って盾に成ろうとする。


三大貴族「いい、下がれ」

護衛「…っは」


主に命じられ、右後ろに下がる。

技術力の三大貴族は賊を討たないのかと敵意を逸らさせる言葉を掛けた。


レオン「なんて余計な事を」



三大貴族「ひっ乾びろ~~~! 全ての狂いを正すのだ~~~! 」


ホール内は悪霊達が消えない様に魔法陣がどんどん広がる。

経済力の三大貴族は頬や額に汗が滲み出始め、明らかに翡翠の数珠を無理やり使っている。

逃げるか粘るかでレオン君の心は揺らぐ。


三大貴族「道具に振り回されてるな」

護衛「……」


技術力の三大貴族は無理してるその姿に呆れる。

道具・【スキルスイッチ】に利用される。

元々文武は秀でてると聞いた事が無い。

突飛つしてるのは魔力量だけ。

だが今それが無理の【スキルスイッチ】使用に疲労してる。

後数分か? それとも数十分か? ぶっ倒れて無防備で三大貴族と称号を賜わってる者の無様な死を迎えるだろう。


三大貴族「賊に殺されるぐらいなら。同じ称号を持つ者の好だ」


介錯してやろう。


レオン「逃げるべきか…逆転を狙うべきか…(ブツブツ)」


悪霊の勢いがなくなって来た? いや、あの姿を信じるなら最後の抵抗が在るかも。


三大貴族「避けるな……怨魂殺 中れ 」


クソ! クソクソクソ!! 皇帝陛下に虚偽の報告をしてしまったのも。護衛が無能だから此処まで来てしまったのも。私が無能の護衛を始末する事も。全部。全部全部キサマの所為だ!! 

魔力が半分を切ったが構うものか。

私のこの怒りを燃料に使って仕留めてくれる。


経済力の三大貴族はレオン君に全身全霊を持って悪霊を放つ。

ホールの四分の一が悪霊に呑まれる範囲攻撃。


レオン「く、如何する」


どんなに踏ん張っても左右には逃げれない。

足元を掘るか? 天井を突き破るか? 

だがどっち逃げようとした一瞬の躊躇で悪霊が身体に触れる。

見る見るうちに生気が奪われる。


レオン「うわあああ、あれ? 」


(ヴォォオオオ……)


三大貴族「キュ~~~ゥ……」


三大貴族「惜しかったな」

護衛「……」


経済力の三大貴族は後一歩の処で体内魔力残像(ゼロ)

床にバタンと床に顔を叩き付けて意識を失った。

技術力の三大貴族は介錯するか、守って仮を作るかと考えながら傍による。

護衛はただ主に付き従うだけ。

レオン君は魚人族の治癒能力で萎れた身体に潤いが戻る。

但し、身体が縮んだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ