掃討戦の始まり
◇◆◇◆◇
レオン君達が帝国領に不法侵入。
皇帝陛下の命により、帝都から西に数キロ地点に拠点を設置。
三大貴族がそれぞれ私兵を展開。
作戦会議を開いたテント内は罵詈雑言。
他の貴族達はそうなるだろうと見越して、自領に侵入した、侵入しようとする者達の対処を自力で行いますのでっとこの場に来るのを辞退した。
三大貴族の内、武力と経済力の二人はキャンキャンと騒ぎ続け。
技術力で知られる最後の一人は、飛行戦艦【シルフィード】を含む飛行戦艦に無線機で指示を手短に飛ばす。
三大貴族「「おいぃ、抜け駆けはゆるさんぞ!? 」」
息ピッタリだなと思いつつ。二人に早く掃討戦を始めないと不味いだろうと忠告する。
三大貴族「ふん、分かっとる、それぐらい。【剛腕戦士団】の奴等は死兵と化し、帝国の地に足を踏み入れたことを思い知らせてくれる♪ 」
三大貴族「ははは、どうせまた失敗しますよ♪ その点私は、同じ兵は使いません。標的が学習能力が在るか歌がしいですが…万が一も初見で対策されない様にするのが普通では♪? ああ、あなたの領地には山ばかり。鉱石や宝石は豊富でも、人員は乏しかったですよね、私とことが気が付かづに聞いてすいません♪♪ 」
ア゛ーア゛ーと再び騒ぎ出そうとする二人。
もう止めるのは時間の無駄だと。
部下達の報告がくる無線機に意識を向ける。
三大貴族「お前の私兵は軟弱物の集まりだろうが!! 」
三大貴族「あなたの私兵は魔法や道具を効率よく扱えない。お莫迦の集団でしょうが!! 」
表に出ろやと。作戦会議を設けた意味は無いなと二人の背中を見届ける。
二人が護衛に命じて、テントの外で金属がぶつかり合う音、金属が砕かれる音、誰か勇者が止めようとする声が聞こえる。
◇◆
三眼人族の難民と貴族の私兵達が、各地で戦ったり、追い廻されたり、かくれんぼを繰り広げ初めて二日目。
難民はあの手この手で自分と家族、知人や片思いの人を助けようと知恵を絞り出す。
貴族「包囲殲滅! 逃がすな! 接近戦が危険なら、火責めでも矢責めでも何でも使え! 魔法も惜しまず使え! 」
領地に侵入され、頭にきている。
厄介ごとの種が芽吹けば。
領地は地獄に陥る。
貴族「三大貴族の私兵が来る前に! さっさとあの気味悪い目玉共を殺せ―――っ!! 」
三眼人「好き勝手なこと抜かしてんじゃね―――!! 俺達の国を焼いた奴がっ!! 」
焼いたのは三大貴族の私兵。
そう返事を返さず。
魔法や矢で返答する貴族。
あと一息で難民は皆殺し。
そこに周囲を警戒して兵が慌てて報告に来た。
兵士「東からもの凄い土煙が昇ってきています」
貴族は領地が地獄に…っと目眩をした。
貴族「領内の侵入者は掃討したと誰か!? 伝えに行け! 」
雇い主、主の命令に。
周囲の護衛は聞かない振りをした。
向かって来てのは十中八九、三大貴族様の私兵。
話しが通じるかは怪しい。
死んで来いと言ってると同じだ。
主の命に従うは騎士の道なれど。
主が殺されるわけでもないのに、命を懸けるのはちょっと…。
貴族「速く誰でもいいから行け!! お前、行け! 」
護衛「あ、いや…自分は護衛ですので」
そうこうしてる内に。
土煙を上げながら三大貴族の私兵、ざっと1000人はいるだろうと対峙する事になった。
貴族「援軍は不要です。もう侵入者は(ッチラ)皆殺しにしましたところです。如何か別の場所に援軍を…」
領地を荒らされるのも、食料提供もしたくない。さっさと別のとこに引き上げてと御願いの意味を込めて提案して見る。
指揮官?「その申し出は受けられない。我々はここいら一帯を任さられた。貴殿がこの領地の貴族殿で、相違なければ。黙って我々に物資を提供願う」
クソがと心の中で罵詈雑言。貴族は笑顔を心掛けながら、指揮官の男に了解しましたと返事を返す。
傍にいる護衛達は、流石ですと主への好感度を上げた。
と、同時に隣りや背後に居座られる三大貴族の私兵を抱え込んだことに好感度を少しづつ下げて行く。




