順調な様で、問題が多い探索の日々
宝石人族の王都跡
レオン君達3人は未知なる地上人文化を探索。
シュンナには腐ってない食糧集めを命じて。
早数日が過ぎ去った。
ジーラス君は宝石人族の絵本を読むのが日課。
ラプーン君は読書よりスポーツ派で。
焼け落ちした建物を殴る蹴るで破壊するのが日課。
そしてレオン君はシュンナと食材集めが日課。
ジーラス「すごくきれいな本だよ♪ 」
まだまだ読んでない絵本があると跡地に来るのが楽しくてしょうがない。
ラプーン「餌が最近小さくなって詰まんねえな」
ラプーン君は強敵に飢えていた。
ライバルのラプーン君は成人の魚人と命懸けの殺し合いを経験していて。
このままじゃ一生一番になれない(レオン君は同年代じゃないのだが)。
シュンナ「これは保存がききます。あ、それは香辛料です」
「へぇー♪ これが香辛料」
地球では見たこともない植物や野菜に両親へ料理を振る舞える日を楽しみで仕方がない。
が、まだ料理を作る場所と安全に食事ができる場所。
シュンナの心を完全に掌握しきれていないと。
問題点は何一つ解決できていない。
(調理器具も食材もある程度整った。後は調理する場所を見つけて。そしたら竈や蒸し焼き小屋とか創れるんだけどな…)
ここから海までかなりの距離があるというから。
食材や調理器具を海水に浸して運ぶのは色々問題がある。
箱や壺に入れて運ぼうと試したが。
水圧で箱や壺に罅が入り失敗。
(早く両親に料理って言うモノを教えてあげたい。そして俺が抱く何時も同じものばかりの飽きと言うものも…)
シュンナ「ど、どうかしたんですか…? 」
突然立ち尽くしたレオン君に尋ねる。
まさか私は食べられるのかと不安でしょうがない。
表情は笑顔で固めているが。
食べられるのならと手に持つ調理器具の中から武器になりそうな物を、投げつける、叩き付けるかして逃げる算段をシュミレーション中。
「いや、両親に早くシュンナの料理を振る舞いたいなと考えていたんだよ♪ 」
シュンナ「…そうでしたか。でも私の料理で本当にいいんでしょうか…? 」
世界は広い。
本職の料理人も星の数ほどいる。
私を開放してくれて……他の料理人に作ってもらった方がとご両親が喜ぶんじゃないかと考えたが。
口には出さない。
出せば今直ぐに用済みだと食べられるか、非常食の餌になる運命しかない。
シュンナ(此処から逃げ伸びても。蛮族(人族)がまだ周辺にいるかもしれない)
見つかれば武器も持っていない私は赤子の首を捻る様に殺される。
まあ、その前に女であるから犯されるわね。
食べられるのとどっちがいいと聞かれても。
両方ごめんよ。
シュンナの不安な言葉遣いに。
大丈夫大丈夫とシュンナの今日作ってくれた料理を褒める。
両親のことを考えていて、シュンナの立場を正しく認識していない。
シュンナはホッとした。
まだ、必要とされていることに初代海竜様と海竜の巫女様に祈りを唱えながら。
今日の探索を切り上げ。
レオン君達と別れる。




