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プロローグ
プロローグ
――記憶、時間、命、夢、希望、運命、愛
これら7つの欲望は、7人の竜守りによって封じられてきた。
深い森の中、『天海』と呼ばれる白い空の下でリュカは少年と出会う。
「僕は、空の色を知りたい」少年の願いはそれだった。
果てしない時間の中の、たったの一瞬。けれど、リュカにとってはこの一瞬が一生となる。
「じゃあ、僕と旅に出よう」
時間の竜守りであるリュカと、アズと名付けられた少年。2人の旅は世界をどう変えるのか。
そして、世界のどこかでは砕けた輝きを拾う少年と少女が。
愛した者を殺した過去にとらえわれる男と、それに寄り添う希望が。
世界の全てを知る、終わりなき本の読者が。
それぞれがとまった時間を動かし始める。
「行こうか、アズ。君の見たい空の色を探しに」
2人は手を取り、一歩を踏み出した。
白い世界に一筋の歪みが生まれる。彼らを待つものは禁忌か、試練か、それとも愛か。
夜のない世界を照らす、物語の幕は2人の一歩によって静かに幕を開けた――




