第37回配信 クマさんフルボッコ配信 その7
後方に光が集まってきた。ゴブプリがリスポンするようだ。
「ボスというだけあってなかなかやるじゃないか。僕もちょっと本気を出してあげよう」
キメ顔➕何かの表紙になりそうなポージング➕イキリ発言で復活しやがった。
「なんであれの後なのにこんな痛い行動を重ねられるのこいつは?」
2人をみるが2人ともは黙って首を振る。
「ワシらには救えぬものじゃよ」
「ちょっと前に言ったことも忘れてるやつよ」
そうだよな。こいつはもう手遅れだもんな。
「行くぞ!兜!僕たちの力を見せてやろう!!」
ゴブプリが騎獣に向かって行く。しかしゴブプリの騎獣がえっ!?マジで言ってんのこいつ?みたいな顔をしている。
「この反応、騎獣の方が状況をしっかり把握しているな」
「これはあれか?騎獣が本体とかいうやつか」
「で、ゴブプリがNPCと…」
「AIのレベルがまさにゴブリン並のガッカリさね」
「見せてやる!これが僕たちの真の実力だ!!」
騎獣に乗ってテンションが青天井になっているゴブプリ。そしてそれに比例してテンションが駄々下がりしている騎獣。とてもわかりやすい対比になってるな。
ゴブプリの騎獣がこんな事言ってるけど行っていい?ていう感じでこちらを見ている。
「行かなくていいわよ」
白桜がそう答えるとゴブプリの騎獣はいい笑顔をしてその場に留まる。表情豊かだなあの騎獣。
「どうした?兜?僕と一緒にあの獣を倒そうじゃないか!!」
動かない騎獣に対してゴブプリが叫ぶ。しかし騎獣はゴブプリを無視して微動とだにしない。
この馬、状況だけでなく、パーティ内のヒエラルキーも理解してるな。
そしてその場に騒ぎ続けるゴブプリを振り落とした。ゴブプリはお約束のように顔面から着地した。
「あれが普通の騎獣ではないってのは分かるんだけどさ。騎獣ってあんなに頭がいいものなのか?」
「澪の竜子さんは特殊個体だから別として私たちが使ってる様な普通の騎獣はまずこんな行動は取らないわね」
まぁ、俺の竜子さんは特別だからな。なんてったってこんなにキュートだからな。
竜子さんも当たり前だろって感じの顔でこちらを見ている。
非常に可愛いくて良き。
「やっぱりゴブプリの騎獣も特殊って事なんだろうな」
「そうでしょう。あんなのがモブ感覚で湧いてくる教会なんていやよ」
「それは同感だ」
あれがモブ湧きしてる教会とか。絶対邪神崇拝とかしてるだろ。




