プロローグ
流行りの異世界転生物に自分好みのアレンジを加えてみました。
初めての作品ですが、どうぞよろしくお願いします。
俺はしがない18歳、受験シーズン真っ只中の高校生男子……の筈なのだが、俺は今おかしな事態に陥っている。いつの間にか知らない部屋にいたのだった、完全に木造、そして周りの家具が異様にでかい。というか、俺の手足も妙に小さい、ご都合にも偶然あった鏡に映っていたのは揺りかごに乗る黒髪赤目の赤ん坊、本来映る筈なのは俺の顔……ま、待て、落ち着け~、こういう時はとりあえず落ち着いて、今日1日を思い出せ。
朝、目覚ましが鳴っていつも通りの時間に起床して、家族で朝飯を食って、自転車で学校に向かっていた筈なのだ、そして確かマンションの前を通りがかった所で……待てよ……
そうか……あの時か……同い年くらいの女の子が1人落ちてくるのを見た気がする……そして目が覚めたらここにいた。つまり、俺は落ちてきたあの子にぶつかって死んだという事か……で、この状況からして赤ん坊に生まれ変わったという事か……ていうか何故俺はこんなに落ち着いているんだ、こんなぶっ飛んだ状況なのに……いや、ぶっ飛びすぎて逆に頭が冷えてるのか。
「あ……あーあー」
やっぱり顔の筋肉が発達していないせいか、上手く喋れない。
ガチャッ
部屋のドアが開いて誰かが入ってきた。二十代後半から三十代前半くらいの男女だった、男の方は金髪青目、女性の方は髪が長く褐色の肌で目が赤い、恐らくこの世界での俺の両親なのだろう、笑顔で俺に話しかけてくるが、聞いたこともない言語がここが日本ではないという事を明確にする。
突拍子のない異世界転生、正直言って極めて不安だが……とりあえず、両親は普通に良い人そうなので良しとしよう。
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少年がこの世に生まれ変わったのと同じ頃、とある暗い場所にて、4体の巨大な影が向かい合っていた。
『全員上手く転生できたようだな。』
『ああ、問題ない。』
『主ら、ルールは覚えていような。』
『わかっておる、これ以降我らから奴らへの接触や手助けは禁止、そうじゃろう。』
4体の影は互いに念話で話し合う。
『さてと、これから見物であるな。』
『奴らがどれ程の者となるか……』
『我らの力をどう使うのか……』
『世界に何をもたらすのか……』
『精々楽しませて貰うぞ、異世界の者よ。フフフ……』
出来るだけ定期的に投稿していきますので、これからもよろしくお願いします。




